昨日事務所の人に「学校の仕事で税金が全く引かれていないのはおかしい。何かが間違っていると思うのでStudent Employment Officeへ行って来たほうがいい。」と言われたので、本日税金について質問に行った。
そこで分かったことは、税金が引かれていないのは間違いによるものではなかった、ということ。何でもForm W-4の書式(働き始めるときに提出する自己申告書のようなもの)のコラム3に「single」、そしてなおかつコラム5に3以上の数字が入っているときは、税金の金額が少なくなるとのこと。「詳しいからくりは分からないのだけれどね、higher numberになると、less taxesになるのよ。」とStudent Employment Officeのお姉さんは教えてくれた。
彼女曰く、この申告書は本人次第でとても調整ができるらしい。なので毎月税金をしっかり引かれて年度末に調整したい人、後でまとめて一括払いにしたい人、それぞれ個人が自分で考えて、この用紙に記入するそうだ。これって日本で毎月給料から税金が天引きされるサラリーマンと自営業の人の納税方法に少し似ている。
そして私がTaxを払わなければならないか、払わなくて済むか、払うとしたらいくら払わなければいけないか、は今の時点では全く分からないとのこと。それは申告した後でないと、分からないらしい。
申告と言っても、何をどうすればいいんだか。アメリカで税金の申告なんて初めてだし。「私は移民でね、今年が始めての申告になるの。何をどうしていいか全く分からないのだけれど、どうしたらいいのかな?」と聞いてみた。「うーん、人によって異なるからねぇ…」と言いながらも、少し情報を教えてくれた。
まず最初の情報は、学校の図書館で以前は税金の講習会があったので、今年もやるかどうか確認してみるといいということ。そこで教えてもらえば、恐らく自分で申告ができるのでタダで済むらしい。
2つ目は、IRSのWeb Siteにアクセスし、そこから上手くリンクをたどって申告できるページを探すと、Freeでできる場合があるらしい。以前、彼女がそのリンクを使って自分で申告したときは7ドルかかったらしいが。これは後で調べてみよう。
3つ目は、ソフトウェアを自分で買って申告するという方法。ソフトウェアは50ドルくらいらしい。しかし私は申告する金額自体がとても少ないので、そんなソフトを買うほどではないと思う。知り合いに会計士などもいるので、今度会ったときにいろいろと聞いてみよう。それにしても税金の支払いなんて、公の機関に関わることなのに、タダではないところがいやらしいところだ。日本にいたときは税務署に行きさえすれば、職員の人が一通りのことは教えてくれた。アメリカではそんなタダで教えてもらえるシステムはないらしい。日本の方が手軽だし、大抵の場合は給料から引かれて年末調整で戻ってくるので、そちらの方が私は好ましいのだが、アメリカの方が自分で全てを申告する分、調整ができると聞いたことがある。何にせよ、アメリカでは初めてのことなので、どちらがいいのかはまだ分からない。
最近Form W-2が以前働いていたレストラから、Form 1098-Tが学校から送られてきた。前者はいくら稼いだか、そしていくら税金を支払ったかが書かれており、後者はいくら学費を払ったか、Financial Aidをいくらもらったか、が書かれている。どちらも税金の申告に必要な書類らしい。
私はあと学校からのW-2も待っている。FAFSA(Federal Student Aid)の更新手続きにW-2を用意してから行ってください、と書かれていたからだ。しかし私立大学からは願書提出時までにFAFSAの申し込みは終了しているのが好ましい、と言われ、そして更新時の入力データは後で訂正ができることを本日確認をしてきたので、今日はFAFSAの更新(2007-2008)をしてみた。今ひとつ分からないところもあったが、とりあえず終了。3,4日でファイルが学校へ送られるはずだ。これで奨学金やGrantsやWork Studyの資格は得られると思う。(もらえるかどうかは別の話。)
分からないことはいろいろと皆から情報を仕入れないと。知らなかった、で絶対に損はしたくないのである。