http://president.jp.reuters.com/article/2009/05/09/87F11F8C-3AC5-11DE-9955-E5BF3E99CD51.php
「仕事の速い人」はなぜすぐ腹を立てるのか、というタイトルに惹かれて記事を読んだ。なぜかと言うと、今の私の上司はとてもいい人だが、仕事中は結構気が短い。私なんていつも怒られているし、また他の同僚も同様にお叱りを受けている。しかし繰り返しておくと、性格はとてもいい人である。そしてきちんとこなした仕事は、褒めてくれる。また仕事以外の話をしているときは、話し上手、聞き上手でもある。つまり私たちの仕事があまりにもできなくって、彼のイライラを作り出しているようなのだ。
上司はとても仕事が速く、そしてとてもとても細かい。決め細やかさ、フォロー具合は並みの日本人以上。英語のネイティブではないが、完璧な英語を話す。しかもどうやって話せばいいか、どうやって文を書くか、どうやってミーティングを進めるかなどの適切なアドバイスもしてくれる。時には電話をかける前に上司の前で練習させられたりもする。私にとっては、とてもありがたい上司である。しかし仕事中は気が短いのだ。
多分仕事ができすぎるので、他の人の仕事や対応の遅さ、気の利かなさ、にイライラしているのではないか、と私は思っている。社内の他の人も、彼のような人はあまり見たことがないようで(アメリカ社会だとああいう人はそうそういない)、今まで少なくても3人には「彼はdifferentでしょ」と言われた。differentとは上手い言い方だ。
さてそんな上司、きっとこの記事の中のPNSの値がきっと高いだろう、と思われる。翻って私、計算したら、ちょうど真ん中だった。40点未満と40点以上と書かれているのだが、私は40点だった。一応40点以上には入るものの、40点未満と大差ない。そんな私は計画通りに物事が進むのが好きだが、かと言って、そこまで計画に執着もしない。いつも何かが起こって事が進まないのは当然だし、時には予定外の出来事に驚いても、問題が大きいと、突然やる気が出てきたりもする。ま、きっと標準的な人なのだろう。そしてこういう私はストレスがなかなか溜まらない。あまり仕事が出来過ぎてストレスが溜まるよりこれくらいでよかったかも。どうせ私、凡人なもので。