絶対話せる!英会話

95点!

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昨日は経済のクラスでレポートが返却されてきた。MarxのLabor theory of value について書いたものだ。95点だった。アメリカ式のレポートなんて、どう書いていいのかわからず、ただインストラクションに従って書いたので、95点取れてほっとしている。11月末までに、もう一つ仕上げなければいけない。次回のテーマはアメリカで完全雇用の状態を作り出すにはどうしたらいいか、である。あと20日か…。その前に来週の水曜日はテストである。また質問7つに対してのエッセイを考えなければならない。それでも今回は少しずつテキストを毎日読んでいたので、あと70ページほどでテスト範囲は全部読み終わる。しかしその後、考えをまとめるのが、また一苦労なのである。本当に一山越えて、また一山の連続である。

きのうの授業はゲーム(シミュレーション)だった。最初に5枚のコイン(5色)をそれぞれ受け取り、それの組み合わせで点数を稼ぐというものだった。説明が全然わからず、クラスメートに教えてもらいながら、どうにかこなした。点数を稼ぐために、クラスメートとトレードをするのだ。そして最初のラウンドが終わったときに、点数により3つのグループに分かれ、そこからまたゲームは展開していった。3つのグループはアメリカの3つのクラスを表している。つまり簡単に言うと、貧乏人、中産階級、そしてお金持ちだ。それぞれのグループから、這い上がったり、落ちたりするのだ。ゲームは、結局金持ちはずっと金持ちのまま、そして中産階級が減り、貧乏人は下層階級から抜け出せないということを身をもって体験するというものだったのだ。どうしたら抜け出せるか、どうしたら平等な社会になるかを考えるというのが、趣旨だったらしい。

私はずっと貧乏人グループに属していた。ははは。全員がそれぞれ意見を言わなければいけないゲームだったので、結構大変だった。私が取っているクラスはMacroeconomicsなので、こういう国内の問題ばかりが取り上げられる。しかしクラス(階級)なんて日本にいたときは考えたことがなかったので、こういう問題はなかなかピンと来ない。日本で同じクラスを取ったら、どういう問題が扱われるのだろう?アメリカのマクロ経済の授業は、社会の不平等さについて考えるということが一番重視されているような気がする。多分、それがアメリカの一番の問題だからなのだが、アメリカ政府は一体今まで何をしていたのだろうか、理解に苦しむ。

日本とは全く違う社会だ。去年アメリカに来るまでは、こんなに不平等な社会が先進国で存在するとは思わなかった。多少知識はあったものの、聞いた話と実際に見る話はまるで別物なのである。ゲームなのだが、思ったことは一つ。最初のスタート地点が全てを決めるのだ。お金持ちに生まれれば、その後の人生は大体保障されるだろう。いい教育はいい仕事へとつながる。教育を受けられない人はいつまでもそこから抜け出せない。日本も学歴重視ではあるが、アメリカほどではないだろう。そして最近は中産階級が下層階級へ組み込まれつつあるそうだ。賃金の安い国へアウトソーシングするために、労働者階級が減り、そしてそれを監督する中産階級も減りつつあるということらしい。これはどこの先進国でも同じことだが、アメリカは利益の追求が露骨に第一なのと、利益の配分が極端に不平等なので、こういうことが起きるらしい。それぞれの国にはそれぞれの問題があるものだ。日本の大学のマクロ経済の授業では何を学ぶのだろう?とても興味がある。

ところで、明日は学校は休みである。Veteran’s Dayと言うそうだ。本当は11日なのだが、私の学校では12日金曜日になっている。私が何となく不快感を覚えるイベントがきっとあちこちで行われるのは間違いがない。私はどうしても「アメリカのPatriotism(愛国心)」と「軍事行動を美化する習慣やイベント」が好きになれない。どちらかと言うと、辟易するものがある。アメリカがあちこちに敵を作るのも、これが原因の一つなのではないかと私は考える。

ま、難しいことは考えるのを止めて、とりあえず明日は休日。のんびりしよう。

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