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たまには音楽の話。>松本アカデミアさん、berylさん、LaNeigeさんへ

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私はいつもPCで音楽を聞いている。「Classic Rock」か「Classical」を選択し、その中から適当にいつも選んでいるのだが、今日はたまたま「80s Rock&Pop」のラジオ局にしてみた。すると、Tiffanyの「I think we’re alone now.」がかかった。うーん懐かしい。それにしてもこのチャンネル、はまるかも。Gun N Rosesの「Sweet Child Of Mine」、Kenny Loggins「Footloose」(映画はおもしろくなかったけど、曲は大ヒットだったなー。)、Eurythmics「Sweet Dreams」、Whitney Houston「How will I know?」、Queen「Crazy little thing called love」Duran Duran「Relax」とどんどん知っている曲ばかりかかる。80年代のこういうステーションの音楽は、ほとんど知っている自分にもあらためて驚く。

好きか嫌いかは別にして若い頃に聞いた音楽はその時代を思い出す。懐かしいと思うと、その曲を聴いていたその当時のことが自然に思い出される。私にとって、80年代は音楽と記憶が最も一致する時代。知らず知らずのうちに一緒に歌っているのだ。当時は意味もわからずに歌詞を丸暗記していた。今ほど簡単に歌詞も手に入らず、本屋で音楽雑誌をパラパラめくって、歌詞を覚えたこともある。今は何でも簡単に手に入るのが夢のようだ。その代わり昔ほど真剣に一つの音楽を聴くことがなくなった。若い頃はレコードを買えば、そのレコードを飽きるまで聴いていた。

私は80年代半ばから洋楽を聴き始め、そして段々とさかのぼっていくうちに、60年代、70年代の今ではClassic Rockと呼ばれる音楽にはまってしまった。なので日本の音楽は全く知らない。知っているのは小さい頃に歌って踊ったピンクレディくらいだろうか?今でもUFOは踊れてしまう。(^_^;)(これは30代女の特徴だと聞いたことがある。皆、無意識に踊りだすそうだ。)

The Kinks、Mott the Hoople、 Free、The Beatles、The Small Faces、 The Faces(「The Small Faces」のボーカルのSteve Marriotが抜け、Ronnie Lane, Kenny Jones, Ian McLaganとRod Stewart, Ron Woodが合体したband)、The Blow Monkeys、The Beach Boysが私の永遠のお気に入り。The Oasisは3枚目まで好きだった。The Stone Rosesはとても好きだったのに、あまり活動もせずに終わってしまったのが、残念。Ian Brownはその後、ソロで日本へ来たときライブへ行ったが、退屈だった。あの調子がはずれた歌声には、やはりThe Stone Rosesのメンバーが必要だったのだとしみじみ思った。バンドで日本に来たときのビデオが私の大のお気に入り。完全にメロディーがはずれてしまって、何とも言えない心地いい歌声になっている。つまりかなりやばいヘタウマということだ。

今、The Facesのオフィシャルサイトを見てみたら、山内てつ(Ronnie Laneが抜けた後のベーシスト)の欄に
「What little information there is about him will be compiled here as it becomes available.」と書かれていた。私は直接ではないのだが、彼の消息を知っている。私には墓場の掃除をしている友人がいる。実は今、彼と一緒にそこで働いているらしい。家も既に持っているので、単にお小遣い稼ぎで来ていると聞いた。班長になっているとのことだが、全然勤務態度は真面目ではないそうだ。やはり毎日飲んでいるのだろうか?Freeに入ったのも、The Facesに入ったのも、飲みっぷりが気に入られたからということを聞いたことがある。(どこまで本当だか?)でも酒豪なのは間違いがないらしい。今でもライブ活動は行っているらしい。それにしても世界的なバンド2つを渡り歩き、これほどの活躍をした日本人を私は他に知らないのだが、今はお墓の掃除をしているなんて勿体無い話である。それにしても何て浮き沈みがあって、素敵な人生だろう?憧れてしまう。

もう最近は新しい音楽も発掘しなくなった。というか私の場合、遡りなのだが。それでも80年代はその音楽が好きかどうかは別にして、周りでどんな音楽が流行っているのかはとりあえずは知っていたはずだ。今は完全に日常生活に埋没してしまって、音楽は生活の一部ではなくなってしまった。当時音楽を聴いたり歌詞を覚えたりしたああいう情熱っていつの間にかどこかへ行ってしまった。周りの全てに傾けていたはずの一所懸命な想いや姿勢も今の私には残っていない。これが歳をとるということだろうか。何だか少し寂しい気もするが、他にしなければならないことが増えたということだろう。

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