今日は、簡単で本当に
よく使われる言葉なのに、意外に
日本の人が使いこなせていない言葉を
紹介したいと思います。
それは「depend」です。
使い方はこんな感じです。
◆私のオフィスでの話です。
私が働いている部署では、本当にいろいろと
よく問題が起きます。その日は、イライラする上司が、
同僚にこう聞きました。
「で、それはいつまでに届くのか?」
同僚は、こう答えました。
★ It depends.
「それは状況によります。」
そのとき私たちは、まだ貨物を運んでいる電車が
いつ運転を再開するのかを知りませんでしたから、
いつ届くかなんて、誰にも答えられるわけがありません。
なのに、わけのわからない質問をする上司でした。^^
ですので、同僚が「今後の状況次第ですね。」
と答えたのでした。同僚はこの後、
いくつかの起こり得るシナリオを説明していました。
つまり「It depends.」 は、何か他のことによって、
状況によって、答えが変わってくるときに
使われる言葉なのです。
「That depends.」 とも言います。
「今はまだ何とも言えない」
「即答できない」 「状況次第でしょ」、
こんな気持ちで使われる言葉です。
簡単ですね。たった二語です。
こんなに超便利でお役立ちな表現、
何で中学校では教えてくれなかったのでしょう。^^
いくつか例を挙げてみます。
◆ 「ちょっとお願いがあるのだけれど。」
というルームメイトに、これからあと少しで
出かける予定のあるあなたはこう答えるかもしれません。
★ It depends. What is it?
もうすぐ出かけるので、そのお願い事が
すぐに終わるようなものでなければ、難しいわけです。
なので、「そのお願い事次第」ということで、
「It depends.」 と答えるのですね。
「on」 を後ろにつけると、
「そのこと次第」「それ次第」となります。
◆ たとえば、「夏休み取れそう?」と
聞く友人に対して、あなたは答えます。
★ It depends on if my boss says yes.
『if my boss says yes』次第。
「『上司が「Yes.」と言ってくれるかどうか』次第。」
ということです。
◆カップルや家族のこんな会話でも。
「明日でかける?」「天気次第だな。」
★ Are we going out tomorrow?
★ That depends on the weather.
「これは天気がよければ、出かけよう。
そうでなかったら、出かけないな。」と
いう意味を込めて、言っています。
◆ 「車買うの?」と聞く彼女に、
「値段次第だな。」と答えるのなら、
★ It depends on the price.
「値段がよければ買うし、
そうでなければ、買わない。」で、
値段次第だな、ということです。
簡単ですね。^^
「on」 をつけないで言う「It depends.」 なら、
たった二語です。しかも時々「It」 まで省かれて、
「Depends.」 の一語だけにもなります。
「状況によるな。」
★ It depends.
これは「どうするか、どうなるかは、状況によります。」
こういうことを、たった二言で
言い表せてしまう本当に便利な表現です。
今日中に覚えてくださいね。
使えるように覚えるには、気持ちを込めて
本当に言う様に音読を繰り返すのでしたね。
気持ちと一体化するまでやってください。
英語は「へぇ、いいこと聞いたな」と思うことを
何度繰り返しても、使えるようにはなりません。
常に体を使って練習しないと、
あなたに英語が使える日はやってきません。
厳しいようですが、それが現実です。
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