先日「『May I have ~?』と聞くと、
子供っぽく聞こえますか?」と
いう質問を受け取りました。
確かに子供は、そうやって
大人にモノを聞くこともありますが、
『May I have ~?』は、
子供が使うだけのフレーズではありません。
このフレーズが、何で子供が
言っているように聞こえるのかと言うと、
それは『May I ~?』は、
「許可を求める、相手に判断をゆだねる」ような
聞き方だからです。
なので、子供が言うと、
「これ、もらってもいいですか?」
「これ欲しいので、いい?。」
「使ってもいい?」 という
感じになるのです。でも、大人も使います。
『May I ~?』は、相手の許可を
求める聞き方と捉えておくといいと思います。
私の周りで、普段聞くのは、こんな感じです。
(※ 今までも何回か記事にしましたが、
一通りまとめておきます。)
◆ 電話で、相手の名前または電話番号を聞くとき。
★ May I have your name, please ?
★ May I have your (telephone) number, please?
名前や電話番号を訪ねているわけですね。
同様にこういうのも聞きます。
★ May I ask who’s calling?
これも名前を教えてくださいという
意味になります。
あとは、
★ May I be excused?
「ちょっと失礼していいですか?」
会議中に席をはずすときや、
あるいは授業中
トイレへ行きたくなったとき、
あとはテーブルを去らないとならないときなど
こういう表現を聞きます。
ま、これは言わないとならない場合のみですね。
アメリカのCommunity Collegeでは、
授業中、よく席を立って消える学生がいました。^^
何も言うことなく、勝手に去って
勝手に戻って来る感じでしたね。
教授もそういうことは
全く気にも留めていないようでした。
日本とは少し違いますね。
でも4年制大学では、そういう生徒は
ほとんどいませんでしたけれど。
また私の友人は、レストランで
オーダーをするときにも、
★ May I have (オーダー)?
を使うと言っていました。
私は、学生時代にアメリカのレストランで
長い間ウェイトレスをしていて、
何千回もオーダーを取ったと思いますが、
どちらかと言えば
こうオーダーする人は、少数派でした。
どうオーダーする人が多かったかを
知りたい方はこちらを参考にしてください。
あとはオフィスで電話をかけて、
「誰々と話したいのですが」
というときも、「May I ~?」が使われますね。
★ May I speak to Ms. (名前)?
私の周りの環境では、
『May I ~?』 よりも
『Can I ~?』 の方をよく聞きます。
それは多分、私の職場は接客業ではないし、
フォーマルな会話が少ないからだと思われます。
オフィスでも、『Can I ~?』 の方が多いです。
でも、お偉いさんへ話す時は、
もちろん 『May I ~?』も聞きます。
私の大ボス(上司の上司)は、
事務所でトップの人の部屋をノックするときに、
よくこう言っています。
★ May I come in?
(入っていいですか?)
一方、同僚同士、友達同士では、『Can I ~?』です。
『Can I ~?』 を丁寧に言いたい場合は、
『Could I ~?』にすればいいです。
『Could I ~?』 は、オフィスでも時々聞きます。
ですので普段は「~していいですか?」のときは、
『Could I ~?』 か
『Can I ~?』 で聞けばいいと思います。
『May I ~?』 はフォーマルな言い方ですが、
それをしていいかどうか、
相手に許可を求める感じですので、
もし「May I ~?」 と聞かれて、
「Yes, you may.」 という返事をすると、
何だか上から目線で偉そうに聞こえます。^^;
実際、私の周りでは、
ほとんど聞いたことがありません。
多分もっと上下関係が
はっきりしている場合に使われるのでしょうね。
普通は、「May I ~?」 で聞かれても、
★ May I have your name? なら、
↓
「(Sure.) My name is ~.」 と答えるでしょうし、
★ May I be excused? (席をはずしていいですか?)
★ May I have this? (いただいていいですか?)なら、
↓
「Sure.」 とか、
「Go ahead.」 と大抵は言われます。
私の周りでは圧倒的に、
『Can I ~?』が多く使われています。
毎日10回は聞くような気がします。
一方、「May I ~?」 は上にあげた例や、
後は丁寧に許可を求める場合です。
「May I ~?」 や 「Can I ~?」 は、
後ろの動詞を変えればいいだけですので、
これだけで大分いろいろと言えるようになります。
なので覚えておいてくださいね。
★ May I come in?
★ Can I come in?
★ May I have this?
★ Can I have this?
★ Can I go with you?
(一緒に行っていい?)
そう言えば先日、友人の
面白いフレーズを聞いたので、
それも紹介しておきますね。
◆ 友人と Costco に行ったら、
彼女は試食コーナーで
「二皿目(おかわり)もらっていいかしら?」
と聞いていました。
★ May I have seconds?
私なら、こっそりと二皿目をもらいますが。^^
この『seconds』 、最初のserving を
食べてしまった後の
「二皿目、二杯目」 ということです。
つまり日本語でいう「おかわり」 のことになります。
私がどうやって29歳から英語を勉強し直し、
今に至ったのかの勉強法については、
こちらのPDFにまとめています。
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