昨日はGymへ行った。ほぼ1年半ぶりだ。日本で生活している場合、ジムは必要ないが、アメリカではジムにでも行かない限り、筋肉が日々衰えていく。知らない間に2KGほど増えていた。最近食べすぎ、飲みすぎが続いていたせいだ。少し節制しようと思ったのだが、昨晩はブリティッシュパブへ行き、珍しいビールを片っ端からオーダし、またまた飲みすぎたのであった。今朝は予想通り気だるかったので、お風呂に1時間以上浸かっていた。こうすると疲れと体の中のアルコールが取れるから不思議だ。お風呂に入る習慣は本当に体にいい。
昨日母からメールが届いていて、突然 I miss her. モードになった。自慢ではないが、ホームシックは一度も経験したことがないし、アメリカにいても決して日本が恋しいなんて考えたことはないのだが、何だか急に家族と話がしたくなったのである。少しへこみムードになった私を見て、ルームメイトくんが飲みに連れて行ってくれた。
ブリティッシュパブということで、造りは本当にイギリスのパブそのもの。中ではあちこちで話が盛り上がっていた。しばらく人を眺めていたのだが、本当にアメリカ人はよく喋る。身振り手振り。そして顔の表情が豊かだ。日本では人と話すときに、眉間にしわを寄せたり、目をくるくるさせたりすることはないだろう。そして人目を気にしないから、突然踊りだしてみたり、歌いだしたり、奇声を出したり、皆好き放題だ。ま、飲みに来ているんだから、これくらいはじけた方がいいとは思うが。
それにしてもアメリカ人は本当にすぐに話を始める。目が合っただけでニコッとしたり、郵便局の順番待ちなどのちょっとの時間にもたまたまその場に居合わせた人と話をする。スーパーのレジでも、レストランでオーダするときも、銀行の窓口でも、どこでも会話が弾んでいる。はじめのうちはスーパーのレジで一々話しかけられるのがうざくてしかたなかったが、段々何とも思わなくなってきた。というより、いつの間にか自分もレジの人と話が弾んだりするようになっていた。そうなると、何も言わないレジの人がいたりすると、「こら、挨拶くらいしなさい」なんて思うようになってきた。
いつの間にか身についてしまったこの愛想のよさ、多分日本に帰ったら、過剰になっているだろう。ただ思うのは、人と話すと気分が良くなることが多い。しかもちょっと愛想良く知らない人と話すだけだから、会話もお互い気持ちよく終わる。銀行やチケットの行列にいるときなどは、誰かと話をした方が気も紛れるだろう。これはこれでいい習慣だ。
ドアを次の人のために開けて待ったり、レジで後ろの人の買い物が少ないと順番を譲ってあげるのも、とてもいい習慣だと思う。されて嬉しかったことは実践しようと思い、以前日本でこれらを実践したことがあるのだが、何となく変な人という感じで捉えられてしまうことが多く、いつの間にか止めてしまった。
日本人は一般的に親切だと言われることが多いが、他人(stranger)に対する親切ということでは、個人的にはアメリカ人の方が遥かに親切だと思う。
ということで、たまにはアメリカを褒めてみた。