Susieさんからコメントをいただいた。『昨日のラジオは「日本における映画の立場」ということがメインであって、"Hotel Rwanda"は日本で公開される映画の選択基準を紹介するための例』だったと教えていただいた。私は実際のそのラジオ番組ではなく、その映画に関する部分だけを聞いたので、そして普段その番組がアメリカのことを紹介している番組とは全く知らなかったので、何で映画紹介なのに、こんなことを話し合うのだろうと思って聞いていた。つまり映画のことだけ話せばいいじゃん、と思っていたわけである。
日本で公開される映画の選択基準としての一例だったなら、ラジオの話の内容も何となく分かる。映画としての良さなどを話す必要はないわけだ。その映画評論家の人も映画について大いに語らなくてもよかったわけだ。
しかし、サラリーマンとしての部分がクローズアップされて話が終わってしまったのは、やはり不完全燃焼な映画紹介の仕方である。ホテルマンとして取り上げてもいいが、彼がどのように変わっていったかという人間性の部分についても、もう少し語って欲しかった。一言でサラリーマンの鏡ですね、で締めくくられるようなそんな軽い話ではないと思うのだ。やはり映画評論家の話は今ひとつ的がずれていたような気がする。