夜8時半頃、Johnのところにお皿を返しに行ったら、JohnとPatは飲んで帰ってきたところだった。何だかいつもと感じが違うと思ったら、Johnのお父さんが今日亡くなったとのこと。彼が好きだったというカントリーミュージックをかけて、少しばかり3人で飲んだ。
明日が彼の両親の結婚記念日40周年ということで旅行中だったらしい。行き先にたどり着く飛行機の中で、心臓発作で亡くなってしまったそうだ。
その後、お父さんから初めてもらったものだというGUNを見せてもらった。ベトナム戦争に行くときにお父さんのお母さんがプレゼントしたものらしい。彼のお父さんはパイロットだった。私は銃は見たことはあるが、触ったのは初めてだ。思ったよりも重かった。こう言っては不謹慎なのだが、きれいな銃だった。ブルーメタルと言うのだろうか、光沢があって手触りもすべすべな銃だった。こんなきれいな物が武器なのか…と少し考えさせられた。
Johnは私と同い年。亡くなったというお父さんは私の母と同い年だ。そう考えると、こういうことがいつ私の身に起こっても不思議はないような気がする。もういつの間にか私の両親だって老人と呼ばれる年だ。そして私だってもう若くはない。
私は今回実家へ帰ることにしている。Johnが「あと数日で両親に会えるのだから、それは素晴らしいことだ。」と言っていた。実家へ帰るという、普段は当たり前のことも、何だか少し違うことのように思えてきた。幸い私の両親はいたって健康で、自他共に認めるハッピーな人たちで、二人とも定年後にも関わらず私よりもはるかに忙しい。できる限りそれが長く続くことを祈る。
Johnのお父様、ご冥福をお祈りします。