教授からのお願いされて、
朝7時のクラスから8時10分のクラスへ変更した。
何でも8時10分からのクラスは人数が少なく
閉鎖されてしまいそうということだったので。
ま、自分でも遅いクラスの方が朝がラクなので、O.K.した。
朝早く着いたので、クラスメートとおしゃべり。
彼女は40歳半ばくらいか。こぎれいなおばさまである。
最初に登録したクラスがキャンセルされたときから
行動を共にしている。
Nursing Programに入りたいらしい。
何でも40歳を過ぎた頃に会社をクビになり、
会社は若い人ばかり雇いたがるので、
何か手に職をつけなくてはと思ったとのこと。
そしてそう言えば
「若い頃、看護婦になりたかったのだった。」
ということで、大学へ通い始めたらしい。
「学生は皆、私の子供みたいな人ばかりだわ。
でもね、Never too late to start over よね。」
と言っていた。
そう言われて、
「その言葉、私、大好き。日本ではね、
そういうセリフはほとんど聞かないのよ。
年齢に合ったことをしなさいみたいに
言われることが多いのよね。
私がアメリカで快適に過ごせるのは、
皆がそれを当然だと思っているから。」
と私も続ける。
彼女は若い頃に子供をなくしてしまったらしい。
なので子供を担当する看護婦になりたいと言っていた。
それにしても、40後半の人で
「これから看護士になる」と決意できる人が
日本には何人いるだろう?
そしてそれを暖かく応援する人たちは、
一体どれくらいいるだろう?
「何事も始めるのに遅すぎはしない。」
そう言ってくれる人が沢山周りにいる。
これほどラクに人生をやり直せる環境は
日本にはないと思う。
こういうところは
アメリカ社会の素晴らしいところである。