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International Mental Health Watchdog。

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今日はPsychiatry – An Industry of Death – Museumへ行って来た。一昨日友人のアパート探しを手伝っていたときに、Museum of Toleranceの前を通った。そのときに「ここになかなか行けないんだよね。」と話をしたところ、「あ、似たような感じの博物館へ行って来た。周りの人に渡してね、とチケットをもらったよ。」と友人が私にそのチケットらしきものをくれたのだ。なので早速今日行ってみた。

ここはCitizens Comission on Human Rights という団体が作ったミュージアムらしい。その団体は「The church of scientology」により設立されたとのこと。私はどちらもよく知らなかったのだが(トム・クルーズが入っている、薬を否定する団体という程度の認識だった)、Museum自体は興味深かった。

ちなみに日本語のWeb Pageはこちら。http://mailings.cchr.org/land/?locale=ja
サイエントロジーのオフィシャルページはこちら。
(英語)http://www.scientology.org/
(日本語)http://www.scientology-tokyo.org/
サイエントロジーについての詳細はこちらでよく書かれている。http://park8.wakwak.com/~kasa/Religion/scientology.html

Museumの展示内容の全ては、精神医学(psychiatry)の全否定、精神医学による被害者(薬や権力の行使による)、精神病医学者・精神科医(psychiatrist)の罪、それらが社会に及ぼしている影響などを示している写真、パネル、ビデオから構成されている。

まず最初は精神医学がどのように発展していったかの歴史から始まった。9年ほど前、私は心理学101を通信教育で受けたことがある。そのときに近代心理学の基礎を確立したと教わったWilhelm Wundtやパブロフの犬で有名なIvan Petrovich Pavlovがここでは違った受け止め方をされていた。Pavlovは犬の頬に装置を付け、唾液の分泌量を測ったりしたのは誰でも知っていると思う。しかしここで見た写真では、何と人間の子供にも同様の装置を付け実験していた。この写真が本物かどうかは分からないが(私は与えられて見たものを全て信じるわけではない)、その写真の子供はあまりにも痛々しかった。

そして展示は、eugenics(優生学)がヒットラーに与えた影響、黒人は劣等人種であるからという偏見に基づいて行われた強制実験施設での人体実験などに続いた。ここでのパネルの言葉が恐ろしい。「猫でなく黒人を実験に使うのは、彼らは自分達の周りにどこにでもいるし、安く手に入る実験動物だから。」

その後はどのようにひどい実験や試みが治療という名の下で行われてきたかのビデオ。頭蓋骨に穴を開けてみたり、電気を頭の両側から流したり。しかもかなりの高圧電流らしく、被験者(患者)は皆のたうち回っている。それを周りの人が患者を押さえつけて続けるのだ。その他、患者に意識がある状態で、脳の手術をしたりする模様、そしてその被験者たちの苦しんだ体験談が流された。このビデオは生々しく私はずっと見続けることができなかった。多くの人が治ることはなく、後遺症で苦しんだと言う。

強制治療は子供にも及んだ。平和な家庭のとある日に、Social Workerたちが子供を家から無理やり連れ出し、強制入院させる。入院前は何の問題もなく元気そうに見えた子供が、みるみると顔中がアザだらけでゾンビのような顔に変わっていく。これらは薬による副作用と暴力治療の結果だ。健康な子供を、一体どうしたらここまでひどい常態に持っていけるのかと思えるほどの変わりようだ。数人の子供たちは最終的に亡くなったそうだ。それが大昔の話ではなく、2000年の話だというから驚く。こんなことが許されていいはずはないだろう。

そして次はそのような実験や治療ではなく、ここ50年の薬の乱用に内容は移ってきた。薬の副作用により死亡した例などがビデオで流される。精神病(鬱病も含む)の薬の過度の摂取により死亡したケース、治療薬の依存により、ますます精神が犯されていく人々などが紹介された。そしてどれくらいの量の薬がこの50年で販売されたか、それがどれほど製薬会社に利益をもたらしたか、精神医学者と製薬会社の癒着などについても触れていた。

更に精神医学者と保険会社のつながりもあるそうだ。特に高額保険加入者が狙われるらしい。薬に対する依存度が強く、しかも高額の医療保険が払える人たちと言えば、スターということになる。犠牲になったとされる有名人(歌手、俳優など)の写真が飾られていた。私にとって馴染みがあったのは、The Beach BoysのBrian、Fleetwood MacのStevie Nicks、INXSのMichael Hutchence。彼らはそれぞれ精神科医にお世話になっていたらしく、その間治癒したというよりは更にひどい状態になってしまったらしい。Michaelは10年前に自殺している。病名をつければ、精神科医は高額な医療費を保険会社に請求できるので、それによる詐欺も横行しているらしい。そして患者が思い通りになるがゆえの、女性への性的暴行などもあったとパネルは続く。

私が怖かったのは、精神科医の学校への影響力。学校でADHDと判断された子供は強制的に薬を服用させられる。中には7歳から飲み始めた子もいるそうだ。その結果、却って暴力的になったり、自殺してしまったり。治療のための薬だったはずなのだが、攻撃的になり銃乱射事件を引き起こしてクラスメートを死に至らせたケースもあったそうだ。この強制的な検査と治療というのが、とにかく怖かった。親の意思は?子供の人権は?それにしても薬の副作用は子供の方が特に深刻なのではないかと思う。そして精神医学者によりADHDと判断された子供の数はうなぎのぼりであり、全米で6Millionと発表されているそうだ。私はこれはADHDと言うよりも、各家庭での躾が甘くなっているゆえに好き勝手にしか振舞えない子供が増えているに過ぎないのではないか、と思う。私はADHDのほとんどの場合は、精神病ではなく、しつけの問題ではないか、と疑っている。

ADHDと診断された子供たちの薬は、微量のドラッグ成分も含むため、生徒達の間で売買されるという問題も起きているそうだ。それらは手軽に手に入るドラッグとして子供たちの間で流通するそうだ。

精神病名の数、薬の販売数、病気と判断される人の数は、この数十年で異常なほど増え続けているそうだ。確かに製薬会社と医者が自分達のために、薬を売り、病気を作るという見方もできるだろう。本日見た全てを信じるわけではないが、医者やカウンセラーに対する一般の人の依存度を考えると、一般の人(患者)がマインドコントロールされることはあり得るだろうと思う。

このMuseumはこれでもか、というほどPsychiatryを非難している。Museumの名前をPsychiatry – An Industry of Death – Museumとしているのも納得だ。しかしこれを全て本当だと簡単に信じる人がいたら、それもまた怖い。もちろん一部は本当の部分もあるだろうが、物事にはどんな場合でも裏表がある。一人の人を死に至らしめた薬であったとしても、他の人には有効である可能性も否定はできないのだ。もちろん薬である以上、適切な指示に基づいて服用することが絶対だが、勝手に患者が飲みすぎてしまった場合、その非難はどちらがされるべきなのだろう。

このMuseumは、精神病と診断する、薬や治療を出すPsychiatry(精神科医)は全て悪者であると言っていると思う。しかし私は精神病患者は存在すると思うし、精神科医が行う全ての治療がひどいものだとは思わない。自身を振り返ってみても、今年の2月には明らかに精神病である女性に襲われた。彼女は、私たちが彼女の皿に毒を盛ったと言ってレストランを襲ってきたのだ。ちなみに彼女は治療を受けていなかった。もしも全ての精神病に関する治療が悪だと言う人がいたら、こういう人に治療をしないで放っておく方がいいと彼らは言うのだろうか。彼女が治療を受けていなかったのは、今から思うと、彼女の医療保険がそれほど高額まで適用されるものではなかったので、医者からさじを投げられたのかもしれない。(医療保険により治療が異なると言うのも日本ではあまり考えられないが、ここアメリカでは医療も商売なのである。)

精神科医全てを私は否定しない。なぜなら私自身も自律神経失調症になったときに心療内科(精神科医)にお世話になったことがあるからだ。何件か行った病院で、やっと最後にいい先生に巡り会い、安心して治療が受けられた。確かにそのときに精神安定剤や睡眠薬などをもらったが、適切な量を適切なアドバイスに基づいて服用すれば問題はない。(この先生は漢方薬も処方していた。)確かに薬を飲むと頭がぼうっとすることはあったが、それはどの薬でも同じこと。もちろん薬の副作用による反動に苦しんだこともあるが、副作用があるということを薬を飲む前にしっかりと知っておけば最終的に薬に依存してしまうということはない。そしてこの先生に出会わなければ、恐らく私の病気はなかなか治らなかったと思うし、私はこの先生に感謝している。

自分の体験、今までの知識に基づくと、私はMuseumの言うことを鵜呑みにして全てのPsychiatry(精神科医)を否定する気はない。中には治療が必要な人もいるのだ。そして治療を受けて社会復帰できた人もいるのだ。ただその反面、このMuseumのような施設もあった方がいいとは思う。なぜなら普通に日常生活を過ごしているだけで、知らないうちに何かにコントロールされてしまう危険があるということを知っておいた方がいいと思うからだ。そういう意味では一般の人にある程度の知識を普及するという点で、こういう展示があることも大事だと思う。しかし一つの考え方だけに囚われてしまい、他の全てを否定することは危険だとも思うので、見たもの全てを信じないでほしいとも思う。私にとってはとても興味深い内容ばかりだったので、周りの人に行くことを勧めてみるつもりだ。但し、見たもの全てを信じないこと、と念を押してからにする。

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