今週の金曜日で今の部屋の契約は終了となる。新しい部屋への荷物の搬入を先週日曜日から始めた。同じアパート内なので、少しずつ物を運んでいる。全てが順調のはずだったのだが…。
実はアパートの契約をした先週の金曜日、新しくルームメイトとなる彼女から、昨日コミカレへの願書を出したと聞かされた。それって今度の8月28日からのセメスター?と一瞬くらくらしてしまった。「まだ分からないのですけれど。」と言う彼女に私は説明した。条件をクリアしていれば、コミカレは合格しますって。
ということで、彼女は8月の終わりか、あるいは9月の半ば(別の学校へ行く場合)にここを出て行くと言う。全然ことの重大さに気が付いていないようだった。彼女が住んでいるのはリビングルーム。そして370ドルを支払っている。このアパートでは3人部屋なら、300ドル代の個室だって存在する。(数部屋しかないが。)リビングに住んでいる人はかなりいるが、皆200ドル代の家賃しか支払っていないと思う。そのため、私は彼女が出て行くときは、私もまた部屋を探すときだな、と覚悟していたのだ。
なのであらかじめ決まったら早く教えてね、と初めて会ったときに、伝えておいた。彼女はそのときはまだ決めてはいなかった。もし彼女が決めていたのなら、私は別の部屋を探していたと思う。なぜなら、リビングに370ドル払う人が見つけられるとは私はまず思わないからだ。
どうも彼女はまだここの状況がまだ分かっていないらしく、人はすぐに見つかる、リビングでも370ドルは高くない、と思っていたらしい。私と前のルームメイトが1ヶ月以上探しても人が決まらなかったことや、他の部屋のリビングの値段を説明し、やっと状況が分かってもらえたようだ。どうも本決まりになってから、私に伝えればいいと軽く考えていたようだ。これって、下手をすると事実をふせて契約に持っていったと捉えられても仕方がないことなのだが、悪気がなかったので諦めるしかない。
私は今からでも本当なら契約を破棄して別の部屋を探したいくらいだ。引っ越してまたすぐに引っ越すなんて二度手間だし、電話を移動するたびに33ドルかかり、同じアパート内で移動する場合でも50ドルかかる。そのほかレジデントとなってしまった今は住所変更を知らせる場所が多く、面倒である。しかも時間が倍かかるわけだ。
それでももう仕方がない。私は彼女に今すぐに次の人を探し始めよう、もし7月10日までに見つからなかったら、私はこの部屋の契約を解除したい、と伝えた。彼女は状況がようやくわかってくれたらしく、すぐにルームメイト募集のチラシを作ってくれ、貼り出してくれた。7月10日を最終期限としたのは、1ヶ月前にマネージャに伝えなくてはならないこと、彼女が8月半ばに旅行へ行ってしまうのでその前にすべてを決めたいこと、私も8月は大学の下見であちこちへ行くこと、8月28日授業開始時には落ち着いた状態でいたいこと、などが理由である。
あと2週間。恐らく人は見つからないと思われる。また引越しである。引越し前から次の引越しの心配をするのは、何だかとてもバカバカしい。もっと確実に返事をもらっておくべきだった。どうも私は日本人相手だと詰めが甘くなる。何となく分かってもらえるだろう、と思ってしまうことが多いのだ。外国人相手だと、そういうことはないのに。今回はこの甘さが裏目に出た感じだ。
引越し前から次の引越しの心配をするなんて考えもしなかった。契約終了直後に私に言わないでほしかった。決めていたのなら、別の部屋を探したのだが。
電話もどうしたものか、2度も動かすとなると66ドルもかかってしまう。いっそのこと、1ヵ月半、電話なしで過ごそうか。しかしそうすると、部屋でネットが使えなくなる。頭が痛いところだ。1ヶ月少しのために、50ドルのアパートへの名前変更代も払ったかと思うと、それもまたバカバカしい。
私はアメリカでは本当に部屋にはついていない。ふーっ。