先日ERからの請求書が届いた。Med-Calカードを提示したので、
支払いはなかったはずなのだが…、と思い、
一昨日電話をしてみた。
すると、「Med-Calのデータは何も残っていません。」
と言うではないか。おーい、どういう仕事しているんだー。
私はアメリカ人の仕事のできなさぶりに、本当に毎回驚いてしまう。
ま、オペレータの人の対応はよく、情報を伝えたところ、
支払いはしなくていいことになり、私がすることは何もなくなった。
請求書が届いたのは、病院側で
私のデータへの入力もれがあったためらしい。
それにしても、あのERの受付の女性。
前にもブログに書いたと思うが、
ずっと隣の男性と雑誌と広告を見ながらぺちゃくちゃお喋りしていた。
だから間違ってしまうのだって。肝心な私の名前は間違っていた。
Med-Calの情報は何も入力していなかった。
頼むから、仕事してくれよ!と言いたくなる仕事ぶり。
あなたのしているのは、仕事をしているふりであって、
仕事ではありません、と言いたくなってしまう。
こういう人が今までの経験上、とっても多いアメリカ社会。
この国の人って、役立たずが多い?! と、ついつい思ってしまう。
働くモラルが低すぎる人が、日本に比べると以上に多い国なのだ。
あの受付の人がちょっと確認していれば、
1.請求書を作成する人の手間が省けた。
2.請求書送付にかかる郵便代が浮いた。
3.請求書を受け取った人の心配と不快感を取り除けた。
4.受け取った人が問い合わせるための電話代が浮いた。
5.電話を受けとる人の労働(電話応対、情報入力)を減らせた。
彼女がきちんと仕事をしていれば、その後
3人の手を煩わせることはなかったわけだ。責任を感じてほしい。
アメリカ人の仕事って、本当にこんなことばっかり。
私はアメリカへの日本人の移民が少ない理由はここら辺にあると思う。
日本だったら間違いなんて起きないことが、ここでは日常茶飯事。
たまになら間違いが起こることも理解できるが、
本当にアメリカでは想像を超えるほど多すぎる。
アメリカに住んだことのある人ならお分かりいただけると思うが、
本当にアメリカのサービスはひどい。
きちんとしているのが当たり前の日本人にとって、
アメリカでの間違いの多さ、いい加減さはかなり私たちを苛立たせる。
友人の何人かもアメリカに住みたくない理由として、
アメリカでのサービスの質の悪さを挙げていた。
公共サービスのみならず、カスタマーサービスの対応も悪い。
例えば、こんな感じである。
・まず、いい加減。人によって言うことが皆違う。
(同じ会社なのだから、統一して。)
・堂々と嘘をつく。(本人は嘘だと思っていない。単に確認しないだけ。)
・従業員同士でフォローし合わないため、人が変わると話が進まない。
毎回、同じことを説明するので、労力と時間を使いすぎて、疲れきってしまう。
毎回気分を害されながらも上記のことを繰り返し行い、
初めて何かが得られるわけだ。
一つ一つにイライラしているのも疲れるので、
私はアメリカにそもそもサービスは存在していない、と考えることにしている。
私に言わせれば、皆労働意欲が低すぎ、責任感がなさすぎ、
そしてとにかくいい加減すぎるのである。
最初からサービスがない、と考えていれば、
何かに対応するときに少しは気もラクになるものだ。
以前アメリカ人の友人から、「日本人の移民が少ないのは、
日本人はすでにお金を持っていて、ここに来る必要がないからだ。」
と言われたことがある。そのときに私は
「いや、それだけではない。アメリカのサービスの質が悪すぎて、
日本人には耐えられないからだ。」と付け加えておいた。
アメリカで日本程度のサービスが受けられれば、
ここはとてもいい国になれると思うのだが、
そういう日は間違いなく永遠にやってこない。
私は少しは慣れてきて一つ一つにイライラはしなくなったが、
その度に説明したり、電話をしたりするのが本当に面倒だ。
どうして皆もっときちんと働いてくれないのだろう。
アメリカ人からすると、どうして日本人はこんなことで
イライラするのだろう、と思うのかもしれないが。
間違いが起きて当たり前と考えて働いているのは分かったが、
それならその後の対応をもう少し考え直してくれないだろうか。
アフターサービスに関しても、到底日本のサービスには及ばない。
一人一人の責任感がもう少し上がらない限り、
この国のサービスは変わらないだろう。
アメリカに暮らしている限り、慣れるしか方法はない。
しかし毎回何かが起きるたびにしなければいけないことが増える。
腹は立たなくなったが、うんざりする気持ちは変わらない。