最近更に始めた新しいこと。それは高校講座数学基礎を先週から聞き始めたこと。
きっかけはビジネス英会話をかけっぱなしで、ラジオから何気なく流れてきた秋山仁先生の話がおもしろかったこと。そしてその日が初日だったので、ついついテキストを買ってしまった。先生曰く、「数学を学ぶことは論理的な思考をする力をつけるということ」らしい。アメリカに行って以来、「自分の物事の考え方や話し方は人を納得させられる力がない」と、ことごとく自分の能力に失望し続けてきた私。「そういう力がつくのなら、勉強させていただきます!」とすっかり初回の先生のお言葉にその気にさせられてしまったのである。(私が聞いているのは再放送なので、1回目だった。)
私は数学なんて20年近く勉強してない。去年、大学入学の際に、数学の試験を受けたところ、大学レベルクラスの下の下のクラスからは受けられることになった。ま、20年ぶりなので…(と言い訳)。(ちなみにアメリカ人高校生の40%はこのレベルより下らしい。日本の高校から真っ直ぐに同じ大学に入った子でも同じレベルはいた。)自分の数学レベルを客観的に調べてみたところ、大体中学2年生の後半くらいだと思われる。(本屋で立ち読み、問題集を解いてみた。)
今更なぜ私が数学なのかと言えば、それはトランスファーするのに一般教養としての必須科目だからなのである。しかも大学レベルのクラスしかトランスファーには使えないので、それまでのクラスは受ければ受けるほどお金がかかる。できれば受けずに済ませたい。それなら少しは自分で、前もって勉強するしかないのである。
それにしても、私はいつから数学がまるっきりダメになってしまったのだろう。確か、中学3年までは通信簿でも4or5は取れていたと思う(5段階)。しかし、高校では100点満点中9点という素晴らしい点を取ったことがある。そうそう高校に入ってから、全く勉強しなくなってしまったのだ。
理由は簡単で、私は数学を勉強していて楽しいな、と思ったことは一度もなかったのだ。歴史や英語や生物は知らない世界を知るようで楽しかった。しかし数学は何にも、これっぽちも楽しくなかった。だからやる気がしなくなってしまったのである。
いずれにせよ、来年中には数学の授業を最低二つは取らざるを得ない。少しでも数学に慣れておかなければならないし、こんなに楽しそうな秋山先生の授業なら、始められるかも?と今回は思ったのだ。さてさて、スペイン語と違って、こちらは動機もいま一つ。続けられるだろうか?
動機付けとして、一番心強いのは、秋山先生の初日のお言葉。
「数学的発想法を身につけ、論理的に考える能力を身につける」
そうだこれを常に思い出そう。
まさに私に足りない能力である。賢く慣れるのなら、頑張ります、先生。