コンピュータのクラスが終わり、帰ってきたところ。とりあえず今日提出の宿題3つとテスト1つを終わらせ、ふーと一息ついているところ。2時に寝て、6時に起きたので、今日は一日眠かった。
今日の授業は30分くらい早く終わったので、まだ夜10時前なのが嬉しい。友達から3時間(週1)のクラスは、教授もくたびれるから早く終わると聞いていたのは、本当であった。週に2回1時間半ずつの授業よりも、通学時間を考えると効率的である。
今週はテストのあるクラスが多いらしく、クラスメートのフィリピン人も4つも試験があると嘆いていた。私の3つよりも大変だ。でも授業の前に読んでいかねばならない量が多くて、私もそれなりに大変である。
授業について書いてみる。教授はほとんどテキストを使わない。というか、英語の授業以外、教室で開いたことがない。全員読んできたというのが前提で授業は進む。そして教授の「何かわからなかったことはあるか?」という質問で授業は始まり、質疑応答で最初の1時間は終わる。あとは補足説明、そしてまた質問で終わるといった感じだ。自分で読み、理解そして消化していかなければならない。教授は学生の考える力を引き出すことに力を入れている印象を受ける。確かに勉強は物事を知るきっかけであり、自分でそれを吸収し、新たにその物事について考えるということが学問だと私も思うので、こういう場で勉強できることは幸せだなと思う。勿論、今までなかった経験なので、戸惑ってばかりはいるけれど。
次は宿題について。宿題とやっていかねばならないことについては、すべての授業で初日に説明があった。渡されたsyllabusに基づいて、自分でこなしていかなければならないのである。「来週までにこれをするんだよ。」なんて、ご丁寧な言葉は、まずない。自分で計画を立てて、期日までに仕上げなければならないのである。もちろん、わからないことや質問にはきちんと答えてくれるが。つまり、計画性とそれに基づく実行力が要求されるのである。前にも触れたけれど、夏休みの宿題を最後の3日で終わらせていた私には、いい訓練かもしれない。一生のうち、こういう機会はそうそうないだろう。こなしていくうちに、self-disciplined person になれるといいのであるが…。I hope…。
それと、グレードも分かりやすいと思う。この宿題は何点、このプロジェクトは何点、このレポートは何点、この試験は何点、といった様に最初から点数が設定されているので、積み重ねていけば自分がどの成績をもらうのかが分かるようになっている。
その他、"Extra Credit" というのもある。特に宿題ではないけれど、やっていけば何点かもらえるのである。例えば「tutorial session」に多く参加するとか、TVを見てレポートを提出するとか、指定された資料館や博物館に行ってその半券を見せたりすると、Extra−Creditがもらえるのである。
例えば私の経済の授業だと、テストが4回あってそれぞれが100点ずつ、プレゼン4回が200点、レポート提出2回が250点、授業参加が100点、といったように細かく分かれている。そしてExtra-Creditと称されたプロジェクトが3つあり、それぞれ30点ずつというようになっている。なので、試験に自信がない私みたいな人は、少しでも点がもらえるなら、やった方がいいに決まっているおまけみたいなものだ。しかしそう考えると、私はこの4ヶ月近くの間に、一つのクラスにつき、何回レポートを仕上げなければならないのだろうか?文章を書くことは、好きな作業ではあるけれど、フリーライティングと違って、人を説得させるレポートを書くのは大変である。まずはアメリカ式レポートの書き方を学ぶことから始めなければならないのかもしれない。
うーん、一体どこから手をつけていいのかわからないところに放り込まれた感じではあるけれども、大きな山も難しいことも小さなことの積み重ねに過ぎないし、小さなことも自分なりにプライオリティをつけて一つずつこなしていけば、きっと終わるだろう。 …と、信じたい。(^_^;
それにしても、本当にいい訓練の場だ…。長いこと勉強から遠ざかっていた怠け者の私には、ちょうどいいのかもしれない。久しぶりに脳を活用しているせいか、最近甘いものがほしくなってきたのが困りもの。