絶対話せる!英会話

認めてもらうためには。

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昨日から会計の授業の勉強をし始めた。水曜日に試験となっているのに、Chapter 5と6、全く手もつけていない状態だった。サーっと教科書を読み、後ろの問題を数問ずつ解く。そしてクイズ(何回でも受けられる、そしてテストはここと似た問題が出題される)を3,4回受け、分からないところは教授に質問、というのが私の勉強パターンだ。

最近の授業時間の半分は(週2の授業で、1回はビデオを見る)完全に私の質問タイムとなっている。30人いたはずなのだが、今は8人ほどしか授業には来ない。他の人はドロップしたということだろう。私は1回目のテストのとき、真っ青になるほど全然分かっていなくて、試験の当日まで教授に質問に行っていた。ちょっとそれに懲りたので、今は簡単な質問だろうが何だろうが、授業中に質問するようにしていた。それがいつの間にか質問するのは、私ともう一人の男の子だけになってしまった。

ほとんどは自習するようにできている授業なので、質問がないと、授業はビデオを見るか、時々教授が説明するかだけなので、結構教授も手持ち無沙汰になる。ということで、私は教授からとても有難がられている。何かと言うと私の名前が教授から発せられる。「このクラスにkbtがいて、本当に良かった。」と授業中に何度言われたか分からない。私としては、こんな簡単なこと聞いていいのだろうかと始めは躊躇していたのだが、よかったらしい。

こうなると授業に出るのが、楽しくなる。その代わり必ず何が何でも軽く予習は欠かせなくなってしまった。勉強していかなければ、質問もないのである。しかし、これはいい相乗効果だ。教授から明らかに認知されているし期待されているので、サボれない。なので勉強をする。また教授に認められる。期待は裏切らないように勉強する、となっていく。

私はどのクラスでも、最初の授業数回は言葉の問題もあり、居心地が良くないことが多い。恐らくアメリカ人でも、最初は教授のやり方や、知らないクラスメートばかりなので、とまどうのではないだろうか。自分を教授に認めてもらうために働きかけると、例えば言葉の問題があるけれど大丈夫かどうか相談したり、わからないことは必ず質問するようにしたりしていると、教授は私をすぐに覚えてくれる。そうすると、次に質問したりするのが楽になる。クラスメートとの関係もそうだ。自分から話しかける。知り合いが増えるということと、教授に自分の存在を知ってもらうということは、クラスの中で居心地よく授業時間が過ごせるかどうかを左右する。先学期はそれがなかなかできず、全ての授業で後ろにひいていたような気がする。

「お金払っているんだし、もとを取らなきゃ。私もバカだけれど、皆もバカだ」と考えるようになってからは、とても気が楽になり、クラスメートとの意見交換(授業中)も教授への質問も、段々と堂々とこなすようになってきた。トルコ人くんに言われた「恥をかこうが、数ヶ月たったら、もう大抵の人とは会わないんだよ。それに分からないから授業を受けているんだから、何でも質問していいんだよ。」彼のこの台詞が私の羞恥心を見事に吹き飛ばしてくれた。そう言われてみれば、その通りである。

質問しづらい、発言しづらいというのは、私だけではないと思う。日本育ちの日本人は恐らく皆感じるのではないだろうか。しかし、おとなしくしていると、段々とクラスの中での自分の存在感は薄れていく。それで構わない人もいるだろうが、私は居心地が良くなかった。元々言葉のバリアもあるのに、これ以上疎外感を感じてどうする?何もしないと何も得られないことが多いが、行動すればそれなりの反応はあるのだ。それなら行動するに限る。

ということで、最近はどの授業も楽しい。先学期に感じていた授業への恐怖心など微塵もない。明らかにこなす量は増えているのだが、それが楽しめるようになったのは大きな変化だ。(もちろんいつも楽しいわけではない。)

そうそう会計のテスト、今週の水曜日の予定だったのだが、クラスメートが粘って交渉し、金曜日になった。いつもは3週間与えられている準備期間が、今度の試験は2週間。それはおかしいのではないか、とクラスメート数人がかなりしつこく交渉して、そうなった。 「See? 」前述したとおり、働きかければ、物事は変わるのである。ここが完全にsystematicではないアメリカのいいところ。

さ、エッセイ書かなきゃ。今夜の授業のテキスト読まなきゃ。

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