絶対話せる!英会話

今学期を振り返る。(その1)

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さて落ち着いたところで、今学期を振り返ってみようと思う。全体的には落ち着いてあまり勉強ができない学期だった。理由は何度も書いているけれど、19単位取ったこと、月に100時間労働を始めたこと、割と難易度の高い(私にとっては)科目が3科目もあったこと、そして同時にトランスファーや奨学金のエッセイ書きや手続き作業が重なったことである。よくこれだけのことが同時進行でできたな、と自分でも思うことは思うが、勉強に関しては納得のいかない学期だった。最後の学期だったのだから、もう少し頑張りたかった。(夏にオンラインでも授業は取るが、もう通学はしない。)

そんな「もう少し頑張りたかった授業たち」を今日から一つずつ振り返ってみる。

まずスペイン語。スペイン語1を取ってから7ヶ月間全く勉強していなかったブランクは思ったよりも大きく、はっきり言って何も覚えていなかった。規則動詞の現在形の変化すら覚えていなかったくらいだ。(←基礎の基礎。)なので最初のクイズ(グレードには入らなく、教授がレベルチェックするために行った)では零点。おいおい、取ろうと思ったってゼロって普通は取れないだろう、と一人で突っ込みをいれたくなる点数だった。

すぐに復習を開始し、授業についていきたかったのだが、あいにくこの頃はトランスファーのためのエッセイ書きで追われていた。5単位あるので、1週間でかなり進む。なので2週間遅れた頃には、かなりまずい状態に陥った。現在形ですら危うい私に過去形が加わったのだ。クイズは72点、63点とどんどん下がってくるし、本当にどうしようかと思った。Midterm Examが春休み明けに伸びたのが幸いだった。そのため春休みはひたすらスペイン語を勉強した。そのおかげでどうにか休み明けにMidtermで97点取ることができた。ここら辺からやっとどうにかクラスメートについていけるようになった。

しかしこの後、数学が全く分からなくなり、そちらにかなりの時間を費やすようになってしまい、またファイナル試験の前2週間ほどは全く勉強していない状態になってしまった。水曜日(3日前)にファイナル試験だったのだが、勉強を開始したのはその直前の日曜日。そのときに初めて「あらー、いっぱい教わっていたのね。」と気付く。現在形、未来系、過去形に続き、Imperfect tenseなども教わっていたらしい。時制のみならず、依頼をするときの言い方、何かが起こってしまったときの言い方、前置詞の使い方、直接目的語、間接目的語の使い方などがあり、しかも動詞はそれぞれの時制や文章の使い方によって全て変化するし、試験3日前は本当に途方に暮れた。

スペイン語を勉強していない人にはつまらないだろうと思うが、最後の3週間だけでどういう表現を習ったか例文を書いてみる。
Sepa muy bien lo que quiere decir antes de hablar.
  (単純な命令形)
Si quiere reservar un asiento para diciembre, vaya ahora mismo a la agencia de viajes.
  (もし~していないのなら、~しなさい)
Levántese temprano; no se pierda las noticias de las seis.
  (再帰同士の否定命令形)
Mis primos siempre van a la costa cuando viajan.
  (~するときはいつも~する)
Mis padres quieren que los llame cuando llegue a mi destino.
  (誰々は(人)に~をしてもらいたい)
Alberto quiere que nosotros le traigamos regalos cuando volvamos de Madrid.
  (上の文に「~するときは」が付いている)
¿Qué estabas haciento ayer cuando te llamé?
  (~のとき、何をしていたのか、を尋ねる文。was doingにあたる)
Descansaba en mi cuarto cuando sonó el teléfono.
  (~が起こったとき、~をしていた)
¿Qué le pasó al coche? "Se descompuso."
  (何が~に起こったのか尋ねて、壊れたよ、と答えている)
Esteban subía la escalera cuando tropezó y se le cayeron los lentes.
  (~をしていたとき、~が起こった、そして落としたよ、という文)
  
いやー、これら文章の意味は日曜の朝には全部がこんがらがっていて全く整理できていなかった。しかもその時制と主語によって動詞の形が全部変わってくるし。試験は4択問題が多かったのだが、文章の意味と時制、(何)人称かをよく考えて、与えられた文から正しい形を選ばないといけない問題が多かった。単語の意味も分からないといけなかった。試験勉強中、私がなかなか理解できなかったのは、再帰代名詞と間接代名詞。文章を見ると、どっちだか分からなかったりしたのだ。今は何となく分かるようになったが、とにかく理解するまでに時間がかかった。

それにしてもたった8ヶ月(スペイン語1、2は合計で32週間)で「Hola」「Gracias.」くらいしか分からない人が学ぶ授業としては、進み具合早すぎないかい?試験のときの長文読解やリスニングなんて、TOEICより(英語なので単純に比較はできないが)遥かに難しいレベルだと思った。日本の英語の授業の中学一年生から高校二年生くらいまでの授業を一気にたった8ヶ月で学んだような気分だ。

しかし今度こそはこのレベルを落とさないで、今後も勉強を続けていこうと思う。今では段々とおもしろくなってきたからだ。元々外国語の文法を勉強するのは好きなので、システムがしっかりしているスペイン語は性に合う。動詞と簡単な時制(現在、過去、未来、命令形)を覚えたので、基本的なことは言えるようになった。英語より遥かに学んだことがすぐに口から出てくる。これは恐らく、日本語とスペイン語の発音がほとんど同じだからだろうと思われる。べたべたな日本語発音で通じるし、スペイン語会話は意味が分からなくても聞き取れる。つまり周りで話されているスペイン語を、聞いただけで簡単にコピーができるのだ。これってとてもラク。あぁ、英語じゃなくてスペイン語が世界共通語だったらよかったのに、とつくづくスペインの早い没落を嘆いたりもする。

私が働いているところでは、30%がスペイン語、30%が韓国語、35%が英語、5%が日本語という環境なので、私はおもしろがってスペイン語を話す。(大したことは話さないが。昨日これをして、こうなった、だから今日はこうだ、程度。一応過去形の練習をする。)ウェイトレス仲間でも、二人は(アメリカ生まれだが)スペイン語を話す両親を持つ。スペイン語を勉強している韓国人もいるし、二人で「あれ?これは何だっけ?」とぶつぶつと唱えて覚えてみたりもする。お皿荒いの人たちはメキシカンなので、私達にスペイン語で話しかけてくる。南カリフォルニアは本当に英語とスペイン語の両方が公用語だな、とつくづく思う。英語ももっと精進しないといけないことは分かっているが、今はスペイン語の方がおもしろい。機会があれば、スペイン語3を取ろうと思っている。

授業の話から逸れてしまったが、スペイン語の授業は楽しかった。文法や単語を含め、覚えることは多かったが、それでも日常ですぐに役立つため、とても役に立つ授業だった。実用度としては、スペイン語はコミカレで一番の授業だったかもしれない。夏休みの間にスペイン語1、2としっかり復習しようと思っている。一つ一つの動詞が14の変形パターン(おまけに一つの時制に6つの人称)を持つスペイン語。そして自分達が教わったのはまだそのうちの5つだが、これでもしっかりと使いこなせばどうにか通じる会話にはなる。今度こそこのレベルを保とうと思っている。これは将来的に発展する実に実用的な授業だった。

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