私は本当についているな、と思う今日この頃。先週の木曜日、ポストを覘いたところ、University of California, Riverside(UCR) から手紙が届いていた。私はUCRには願書を提出していないし、何だろ?と封を開けてみたところ、XXXという奨学金の受取人として選ばれました、とのお知らせ。
「えっ?何でだろ?」 去年のはじめからは一つも奨学金に応募していない私、そんな私がどうして??? 手紙をよく読んでみたところ、何でも地元のコミュニティカレッジから奨学金の受け取り候補としてノミネートされており、その審査結果、選ばれたということらしい。なぜか分からないが通っていないUCからも奨学金がいただけることになった。金額は1847ドル。いやー、嬉しいです、本当に助かります。これで諦めかけていた夏休みボランティアに参加できるかも、と明るい希望が見えてきた。(ボランティアとは言え、お金を払って参加が基本。)
しかし、ちょっと半信半疑でもあったので、前のコミカレのFinancial Aid Officeへも連絡してみた。すると確かにコミカレからそういう形で推薦したことがあると言われた。なので本当らしいと思い、早速、“既に受け取れる”と書かれていたUCLAのFinancial Aid Officeへ話を聞きに行った。すると、「うーん、奨学金はここへ送って。」と住所を渡される。(これは私が前にやった手続きでもあるので、そっか、まだ送られていないんだ、と思い、今度はUCRへコンタクトしてみた。)
そして先程、「もう2月1日付けでUCLAへ送ってある」と知らされる。多分、次回の奨学金やFinancial Aidと一緒に送られてくるのではないか、と言われた。そう言えば、前にもらったコミカレからの奨学金は確かに他のFinancial Aidと併せてまとめてチェックで送られてきたのだった。コンタクトパーソンを教えてもらったので、明日学校に行ったら、またFinancial Aid Officeへ行ってみようと思っている。
全然予想もしていないところからの奨学金。本当に助かります。しかも今回は何もしていないのだ。私の全然知らないところで、ファイナンシャルオフィスがノミネートしてくれて、いつの間にか選ばれていたなんて、何てラッキーなんだ!私は過去に2回奨学金に応募したことがあるが(前のコミカレ時代。一度は留学生として、2度目はResidentとして。) 2回とも選ばれた。もちろんエッセイを書いたり、教授から推薦状をもらったりはしたが、私は本当に運がいい。
何度も書いているが、金銭的都合により「4年制大学への進学を今回は諦めよう、またしばらく日本で働いてから再チャレンジしよう」と考えたその晩、グリーンカードの抽選に当たったというメールが届いたこともある。そのおかげで今はこうしてResidentとして、Financial Aidを受け学校へ通えている。今回も夏の予定を考えたときにお金がなくて、「あ、諦めようかな、それともがむしゃらに働けば、どうにかいけるかな?」と考えていたところ、奨学金の話が舞い込んできたのだ。たかが20万円ほどと言われてしまえばそれまでなのだが、それだけの金額でも私のように本当に助かる人もいるのだ。
少し話は変わるが、ほかにも最近ついていた私の話をひとつ。 私の車はここ2週間ほど故障中だった。変な音がし始めたので、あぁ、今度は車ダメかも、と思っていた。父に電話したところ(父は車に詳しいので)、父からは「話を聞いていると、エンジンっぽいな、ダメかもな。」と言われた。そしてしばらくはバスで通学することにした。ところがバス片道50分の道のり。1週間頑張ったのだが、なぜか毎日ゲロゲロに酔うようになってしまったのだった。そこで図々しいのは承知でクラスメートに送ってくれるように頼んでみた。その結果、近所(と言っても家から4kmほど)の男の子が学校へ行くとき、途中から乗せていってもらうことになった。(そこまではバスで行くが、20分程度なら酔わない。) そして帰りはまた別の男の子が送ってきてくれることになった。この1週間、本当におかげさまで助かったのは言うまでもない。持つべきものは友人、と大変感謝。そして昨日また別の友人が車を見てくれることになり、何やら彼が車のパーツをはずし、またはめたりしたところ、何と!車、完全に直ったのだった。その後、しばらく運転してみたが、何の問題もなし。昨日また父と電話をしてみたところ、「あぁ、それならプラグがはずれていたのかもしれないな。」とのこと。そして今私の車は何の問題もなし。いい友人達にも恵まれ、問題なく大学へも通えて、本当に私はついているな、とまたまた実感したのだった。
いつも困ったときには、どこかから助け舟が来る私。本当にありがたいな、とつくづく思う。(もちろん生まれてからずっとついていたわけではないが。) 前向きに行動しているときは、全てがいい方向へ向かうようになるのだろうか。この与えられた運をムダにしないようにしないと。私が受けた幸運は今後どこかで誰かに回すようにしていかないと。私も誰かに何かを残していけるようになるぞ、と新たにひそかに決意。最近勉強ものんびりとしていたので、自分の態度を少し見直すいいきっかけにもなってくれた。与えられたお金は精一杯有意義に使わせていただきます。誰に言っていいのか分からないのだが、今は「ありがとうございます。」の気持ちでいっぱいである。