コミカレ時代と違って最近ペーパーでよいグレードをもらうのが難しくなってきた。コミカレ時代も文学の授業ではA未満を取ったことはあるが、あのクラスは今考えても私の能力を超えた文学作品についてのcritiqueを書いたので、それは仕方がなかったと思っている。しかしそれ以外ではどのペーパーも、コミカレではAだったのに…。
トランスファー後、最初の学期に取ったヒストリーの授業ではペーパーを2つ書いた。それらは、これでもかというほどTAと会って、手直しをしてやっとAとAマイナスの成績となった。そして次の学期、冬学期のペーパーは返されなかったので、実際の成績は分からないのだが、最終成績から判断すると、Aマイナスか、Bプラスのはずである。そして先学期のヒストリーの授業ではペーパーを3つ書いた。直前に仕上げたペーパーは、Bマイナス。ま、これは本当にただのやっつけ仕事だったので仕方がない。しかしその次のペーパーはそれなりに時間をかけた。しかしBプラスという不本意な成績。最後のペーパーは返却されなかったのだが、最終成績から判断するとやっと3つ目のペーパーにして初めてAだったと思われる。ちなみに先学期はポリサイでもペーパーがあった。これも文章構成力のような項目で2%も点数が引かれていた。振り返ってみると、私は真面目にペーパーを書いているにも関わらず、どうもAマイナスどまりの人らしい。(毎回書き直しもしているのに。)
今学期はwritingセミナーも兼ねているTESOLのクラスを取っている。このクラスでの最初のペーパーが月曜日に返却された。成績はAマイナス。内容や構成については満点がついていたのだが、他の部分で点が引かれていた。それらは、何となく意味が分かりにくい表現だったり(もっといい表現ができたはずというコメントつき)、冠詞が抜けてしまっていたり、Word Choiceの問題だったりと、自分の英語力のなさに起因しているものばかりである。つまりアイディアや構成がいくらいいと言われても、それを確実に読み手に伝える英語力がなければ、当たり前なのだが言葉は伝わらないということを再確認させられている。
明日はもう一つペーパーが返却される予定。ライティングのクラスなので、毎週ペーパー提出なのだ。明日は更に別のペーパーを提出予定なのだが、もう既に夜の10時。授業は朝9時半からなので、今夜はこれからかなり頑張らないとならない。しかしこれは最初の原稿なので少し気はラクだ。このクラスでは一度提出した後にコメントが返される。そして再度提出したペーパーだけが最終的に採点されるのだ。ネイティブでない私には、とてもありがたい仕組みである。しかし…、返却された最初のペーパーがAマイナスだったのだことに私はとてもショックを受けた。私はこのペーパーは書いていてもとても楽しかったので、もっとよい成績が欲しかったのだ。
それに引きかえ明日返却予定のペーパーは、何を書いていいのか分からないまま提出してしまったので、多分成績は悪いことが予想される。前回Aプラスを取っていたクラスメートでさえも、Aマイナスをもらっていた。(なぜか教授はクラスの半分の学生だけに返却。残り半分は家に置いてきてしまったらしい。)教授曰く、Bは悪くないとは言うものの、ペーパーでBを取るなんて私には耐えられない。しかしこのペーパーは書いていて、ちっとも楽しくなかったので出来はよくないだろう。
何を書いたかというと、語学テキストのブックレビュー。私は英語上級者(大学進学を目指している人)のためのリーディングの本について書いた。テキスト自体はおもしろかったし、私も勉強になるところがかなりあった。しかしそれについて先生方に売り込むようなブックレビューを書けと言われても、何を書いていいのかがよく分からなかった。そのためいろいろなブックレビューの物真似をして書いた。これは私以外のクラスメートも何を書いていいかよく分からなかったようだ。
ということで今週の月曜日から少しへこんでいる私に更に追い討ちをかけるように、今日更に私をへこませることがあった。先月アプリケーションを出したマイナーからやんわりとお断りのメールが届いていた。今年も倍率は4倍だったよう。確かに私はそれほど成績もよくないので(GPA3.677)医学部志望の学生が多い中では、成績はきっと下の方だっただろうと思われる。そしてエッセイもそれほど出来は悪くはないとは思うものの、直前に仕上げたものなので、まだまだ工夫の余地はあったはずである。
ということで先学期から不満足なペーパーやらエッセイの成績が続き、久しぶりに自分の英語の表現力のなさにはがゆさを感じ、よくない成績を取ってしまった自分に悔しさと反省を覚えているのである。ま、過ぎたことは仕方がないのであまり深く考えないようにしよう。残りのペーパーに気持ちを切り替えないと。早く終わらせないと眠れなくなってしまう。