セミナーのテキストを1冊読み終えたところまでは順調だったのだが、Environmental Health の授業のテキストが分からないことだらけで途方に暮れている。最初の方は耳の構造やら心理的なストレスが脳に及ぼす影響などで興味深く楽しく進んでいたのだが、急に遺伝子のところで詰まり始めた。
大体生物なんて何も覚えていない。確か高校のときに生物は取ったはずではあるのだが、はっきり言ってDNAが何だった説明せよ、と言われたらきちんと説明することもできないほど乏しい知識の私。いきなりゲノムだ、ヌクレオチド配列だ、対立遺伝子だ、グルタミン酸がバリンへ変わるアミノ酸置換だ、SS型、AS型、AA型などと出てきても何のこっちゃ?状態である。
生物のテキストも手元にないので、とりあえずグーグル。インターネットなしでは私の留学生活は絶対に進まない。いろいろと探しているうちにとてもいいウェブサイトを見つけた。それがこれ。http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~kato/atgenome/cont02/index.html
京都大学のサイトらしい。とても分かりやすくゲノムとDNAの説明を音声付で説明してくれた。
テキストをパラパラと眺めてみると、この先は毒について、次は金属、イオン、DNA、ガンと発がん性物質と続いていく。ついていけるのかどうか、かなり心配な内容だ。確かにこの授業は、高校生レベルの科学、生物を終えていることが必須条件となっていることに納得した。私は高校生のときに科学は勉強した覚えすらないし、生物は何も聞いていなかった。(全く何をしに高校へ通っていたのだか。)つまり私の理科系の知識は中学生レベルで止まっているのだった。とにかくこの科目、予備知識がなさすぎるために、最初はとても時間がかかりそうだ。ま、キライな内容でないことだけが救いか。
さ、もう少しヒトゲノムについて勉強しないと。