木曜日に最後の試験を提出。その後は荒れかえった部屋の片付け。最後の2週にペーパーが3つ重なっていたので、私の部屋は付箋だらけのプリントアウトした論文であふれていた。それらを全て整理して重ねた。(捨てはしない。なぜかと言うと、裏紙としてもう一度使うし、両面使用後には、それらを折り紙や、ご飯を食べるときに下にひくマットとして使うこともある。)
金曜日、土曜日は卒業式。金曜日の夜は中華を食べ、土曜日の夜はブラジル料理。日曜日の夜は前に働いていたお店のシェフが、友人と私を自宅に招待してくれた。(彼の料理がおいしいんだな、これが。)なので、私はこの週末で肥えたのではないか、と思う。
土曜日の卒業式は、International Departmentの卒業式だった。(地域のメジャー、例えばEuropean Studies, African Studiesなど。その他 では、Global Studies, 私のメジャーInternational Development Studiesなど。) 私のメジャーは一番人数が多かったので、数に物を言わせ、とてもにぎやかだった。何かあると皆ヒューヒュー言うし、笑うし、とても形式ばった日本の卒業式とは雰囲気が大分違う。そう言えば、全体の卒業式(金曜日の方)では、ビーチボールが2つ飛んでいたし。
メジャーの卒業式では、一人一人が壇上へ上がり、Certificateのようなものをもらった。一人一人が学長のような人(誰だかよく分からん。)と握手をし、写真撮影を壇上で3回。名前を呼ばれると、知り合いがその人の名前を叫んだり、またヒューヒューと言ったりする。皆もステージ上でガッツポーズをしてみたり声援に応える。とにかく最初から最後までこういう感じで、にぎやかな卒業式だった。
Honorsの学生は名前の後に、そのhonorsも付け加えられる。私は自分の名前の後に聞きなれない言葉が言われて、それが何であったかを理解するのに数秒かかった。3秒経ってから、あ、honorsの種類かと分かった。
そうそう、そのhonors。私としては持っているからといっても、それ自体に対して特別に何も感じなかったのだが、卒業式の直前に一度だけ「けっ。」と思った瞬間があった。皆さんは、以前私を授業中に怒らせた小憎たらしいアメリカ人女の子の話を覚えているだろうか?
http://blog.alc.co.jp/blog/2000645/129596
この女の子である。勉強をしていたのは認めるが、本当に全てが生意気な感じの女の子だった。彼女がLatin Honorsの証明であるBraidsを付けていなかったのだ。そのとき私は初めて優越感に浸った。
「へー、Law Schoolに行きたい人がそんな成績でいいわけー?」と、心の中で彼女に向けて言葉を発した。(笑)意地の悪い私である。
ま、そんなことを思ったのは一瞬だったが、卒業式名簿を見てみてもHonorsをもらっている人はそれほど多くない。10%以下かもしれない。暇があったら数えてみるか。しかし私の場合、新卒でもないし、それがあったからと言ってどうなるものではないのだが。私はお世話になっているCAの納税者の皆さんに失礼の無い成績(奨学金をいただいているので、補助をもらっているのにふさわしい成績)を取ろうと思っていたまでのことである。もちろん大学院への進学も考えているので、少しでもいい成績を取りたかったというのもあるが。
話を元に戻すと、この卒業式はとてもよかった。私たちの卒業式の会場は、学校でも最も古いホールの一つだったので、会場自体が厳かな雰囲気をかもし出していた。この会場であったことに感謝。(Deptによっては、外で卒業式のところもあった。晴天なら素晴らしい眺めの我が学校ではあるが、あいにく当日は曇り空だった。)
私たちの卒業式が行われたホールへは一歩足を踏み入れただけで、「こんな素敵な会場で卒業式が迎えられるなんて。」と何だか興奮。金曜日の卒業式は、あまりにも広すぎて、あまり実感も沸かなかったし、疲れたと言って席も立たなかった私ではあるが、土曜日の卒業式の方は、しっかりと自分で出席した満足感があった。あー、しあわせだわ~、と思ったひと時だった。
さて、卒業式の写真、大分手元に揃ったのだが、まだまだあちこちから集めさせていただかないと。人のカメラにもかなり収まっているもので。集まったらぼちぼちとFacebookにでもUpしよう。(しかし昨日はいつもと同じようにやっているのに、なぜかUpできなかった。容量も超えていないし、何がいけなかったのかはよく分からない。)
それにしても先週までの慌しさと比べて、何て今週はのんびりとしていることか。何度やっても、試験週間の気も狂いそうなほどの焦燥感と、その後の開放感はたまらない。やはり人生には、このメリハリが必要だ。
P.S.写真、Upしました。