絶対話せる!英会話

違いは何?

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「The Congress of Vienna」と「The Yalta Conference」の違い。戦後処理と(戦争中に)戦争後の処理ついて話し合った会議で、どちらも似たような会議なのに、どうして呼び方が違うのか、昨日から気になっていた。早速今日友人に聞いてみた。「私の感覚では英語のCongressとConferenceは全く違うものとして受け止めていたのだけれど、両方の言葉とも戦後処理の会議などで使われているの。その場合、どこが違うの?」と。友人曰く、Congressって言うのは、何かきちんとした決まりごとや取り決めをする場合に使われ、Conferenceというのは成果というよりも話し合いの意味合いが強い気がする、とのこと。そこで家に帰ってきてから、早速調べてみた。以下はWikipediaから。

[Congressが使われている例・1]
ウィーン会議 (The Congress of Vienna)
フランス革命とナポレオン戦争終結後のヨーロッパの秩序再建と領土分割を目的として、1814年9月1日から開催された。1815年6月9日にウィーン議定書が締結。

あー、確かに議定書が出来上がっている。取り決めがあったわけね。

[Congressが使われている例・2]
-ベルリン会議 (Congress of Berlin)-
1878年、露土戦争の結果起こった国際紛争解決のために、ドイツのビスマルクが主催した国際会議。イギリス、フランス、ドイツ、オーストリア・ハンガリー帝国、ロシア、イタリア、オスマン帝国の7か国が参加し、バルカン半島の新独立国の領域が決定された。

領土を決めたわけか。

[Conferenceが使われている例・1]
-ミュンヘン会談(Munich Conference) -
1938年9月29日から30日にかけて、チェコスロバキアのズデーテン地方帰属問題を解決するためにドイツのミュンヘンにおいて開催された国際会議。

確かにきちんとした条約などはないらしい。だから会談となるのか?日本語も会議と会談と使い分けていることに気がついた。しかしここでも領土問題について話されている。

[Conferenceが使われている例・2]
-ヤルタ会談(The Yalta Conference) -
1945年2月にソ連クリミア半島のヤルタで行われた、F.ルーズベルト(アメリカ)・チャーチル(イギリス)・スターリン(ソ連)による首脳会談。

これは確かに話し合いだったらしいが、アメリカとソ連の間でヤルタ秘密協定も締結された。でもCongressでないのね…。

[Conferenceが使われている例・3]
-パリ講和会議 (Paris Peace Conference)-
1919年1月18日に開会され、第一次世界大戦における連合国が同盟国の講和条件について討議した会議。

話し合いだけだったように聞こえるが、実際はその後ベルサイユ宮殿で講和条約の調印式が行われている。(ヴェルサイユ条約は、6ヶ月に渡るパリ講和会議の結果として締結。)この場合も実際に結論を導き出したのに、Conferenceと呼ばれるのはなぜか?パリからヴェルサイユに場所を移して条約が結ばれたから、パリで行われたのはconferenceになったのだろうか?

思いつくまま調べてみて、Congressはきちんとした結果を出していることが分かったが、Conferenceの方は少し意味があいまいだ。もっとしっかりそれぞれのConferenceの内容がどのようなものであったのかを調べてみれば、すっきりするのだろうか?しかし今はこれ以上調べている時間がないので、とりあえずここで止めておく。ただ日本語の訳も英語に併せて変わっていたということに気がついた。

最後に辞書の意味を載せてみると、
Congress-A congress is a large meeting that is held to discuss ideas and policies.
Conference-A conference is a meeting, often lasting a few days, which is organized on a particular subject or to bring together people who have a common interest./A conference is a meeting at which formal discussion take place. (Collions COBUILDより。)

確かにアイディアや政策を話し合うということで、Congressの方がより具体的か。ま、日本語でも議会はCongressになるし。最初に英語でMunich ConferenceやCongress of Berlinと命名されたときは、それぞれの戦後処理や領土決定会議の重要度が違っていたということだろうか。

まだ少しすっきりしないが、とりあえず今日はここまで。

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