絶対話せる!英会話

Derivative。

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明後日水曜日はCalculusの試験。しかし授業でやっていることを実はあまり分かっていない。明日は他のクイズもあるし、これから先どこまで理解できるかに試験の成績はかかっている。

私は昔数学は苦手だった。中学までは簡単だったが、高校に入った途端に急に何も分からなくなった。なので数学なんて、「2」しか取ったことがない。そんな私に日本の高校3年生の数学範囲を、このやけに進み具合が速い授業で理解しろなんて無理な話なのである。しかも他の科目や仕事との調整もあるし。

しかしぼやいていても仕方ないので、出来る限りのことはしようと思ってはいる。明日もTutorさんの予約をしてきた。私は週に2度、学校で数学の家庭教師サービス(tutorial sessions)を受けている。これはタダなのでとてもありがたい仕組みである。いつもレバノン人とインドネシア人の留学生に数学を教わっている。数学のTutorさんはInternational Studentsが多いようだ。

今数学の授業でやっているのは、Derivative。日本語では導関数というらしい。しかし私はこの言葉は英語の方を先に覚えたため、英語のderivativeの方がピンと来る。Product Rule, Quotient Rule, Chain Ruleなどの基本をまず教わり、その後三角関数の導関数、合成関数の導関数、逆三角関数の導関数、指数関数の導関数、対数関数の導関数などを3週間ほどで一気に習った。先週の金曜日には双曲線三角関数の導関数も教わった。これらがまとめて一気に試験範囲になる。頭がくらくらとしてきてしまう。

しかし、数学が大嫌いなままかと言うと、そうではない。実はその逆で、私は微分法に感動すら覚えている。とても面倒なルールばかりイヤになる上、あまりよく理解できていないのだが、この微分の素晴らしさに毎回感心しているのだ。なぜならこの方法を使えば、どんなものに対してであっても、その変化率を計算できるからだ。最近一番「おぉっ!」と思ったことは、球の体積の導関数を求めると、円の面積になる、円の面積の導関数を求めると、周囲の長さになる、ということ。不思議だー。どうしてそうなるのだろう?そして誰がこんな面倒な計算をしてこのルールを見つけ出したのだろう。

またスピードの変化、増加率などはこのルールにあてはめれば、どんな値でも求められる。この複雑な計算方法(ルール)を見つけ出した人の頭の中は本当にどうなっていたのだろう。こんなに役立つ法則を見つけ出したなんて、すごいの一言だ。数字だろうが、三角関数だろうがこのルールにあてはめさえすれば、きちんと変化率が計算できてしまうのだ。この歳になって初めて、実は数学って素晴らしい学問だったということがわかった。

私は昨年の夏まで20年間数学なんて勉強していなかった。しかし昨年の夏からのこの11ヶ月間で(中学2年生レベル=因数分解から始めたのだが)日本の高校三年生の数学のレベルの問題までどうにか解けるようになった。将来何の役に立つかは疑問だが、このわずか1年弱の間にここまで数学の知識と理解度を深めた自分にも驚いてしまう。この自分の知識の増加率もぜひderivativeで求めたいくらいだ。本当に。

さ、限られた時間を有効に使わないといけない。

恐らく次の更新は2日後、数学のテストの後だろう。

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