今今日はPeople & Earth’s Ecosystemの授業のみ。第1週目はセクションが始まらない授業が多いため、レクチャーだけなので授業が少ない。
今日の授業は基本的な専門用語の説明と、アメリカでの環境問題への取り組みの歴史、そして現在の地球が置かれている状態についての話だった。授業の最後はGlobal Concernsについて。Environmental degradationとして取り上げられたのは、またしても人口問題。「ん?一昨日の授業の続きか?」と一瞬錯覚してしまった。環境問題もまた人口問題と切っても切り離せないらしい。
昨年の人口数は約66億1590万人。そして毎年8500万人ずつ増えているそうだ。このままで行くと2050年頃までには、80から100億人ほどになってしまう恐れもあるらしい。ほとんどの人口増加率は発展途上国からであり、そこは既に資源が不足している地域だ。一昨日の授業と同様、地球上で少しばかりの人が贅沢のできる環境で過ごしているに過ぎず、14億人以上は極貧状態にあると教授は説明する。そしてそのうち70%は女性と子供だとのこと。
もちろん発展途上国もわずかにではあるが発展はしているのだが、先進国の発展とは開きがますます大きくなっているのが現実。なので環境問題を考えるときに、この地域に対してSustainable Developmentが必要だ、というところで、今日の授業は締めくくられた。一昨日の授業に引き続き、今日も明るい気分にはなれずに授業は終わった。
環境の問題と人口の増加、そして貧困と人口の増加は密接に関連している問題なのだな、と感じた。実は私66億人も人口がいることは知らなかった。(60億人を越えていることは知っていたが、66億人もいたとは知らなかった。)私が子供の頃に初めて教わった数はこれよりも20億人ほど少なかったことを考えると驚くべき人口増加率だ。つまりこの数十年の間に1.5倍になってしまったということだ。そんなに急激に人が増えれば食糧も足りなくなるだろうし、その食糧への需要が原因となって環境破壊も進むのは不思議はない。それにしても国による貧富の差も同様に、ここ30年ほどで極端に広がってきている。先進国の人口増加率は低く、発展途上国での人口増加率は高い。そう考えると人口増加は実はいろいろな問題への直接的な原因となるのかもしれない。
何にせよ、まだ授業は始まったばかり。これからこれらのことを深く学べるだろう。
それにしてもGeographyの教授はアツイ方々が多いのは気のせいだろうか。トランスファー後、4人目のGeographyの教授だが、皆さんとても熱弁派である。