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コロンビア。

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昨晩は朝3時過ぎまでかかってしまったが、どうにか今朝無事にペーパーが提出できた。6時間で書き上げたが、ま、一通り伝えたかったことは全て入れることができたと思う。これは先日泣きながら読んだチリの本と、アルゼンチンの映画に対するリアクションペーパーだった。

さて同じ歴史の授業。今日と来週の授業はコロンビアについて。私はコロンビアと言うと、麻薬と内戦、というイメージ。実際には全く何も知らない。時々ニュースで見かけるくらいだろうか。教授の話によると、コロンビアはとにかくラテンアメリカの国の中で、一番平和から遠い国だそうだ。平和だった時期は他の国のように一度もない、とのこと。人種は見事にいろいろとミックスしており、特にどの人種が多いということはないらしい。チリとアルゼンチンは「Whitening」と言われる政策により、最もヨーロッパ人に近い国であり、エルサルバドルはマヤの子孫が多く、メキシコはMestizoが多いらしい。(それにしてもWhiteningとは、何を考えていたのだか。呆れたヨーロッパ人の驕り。)

コロンビアは自分達自身で国を分断し続けており(つまりいつも内戦が絶えない)とにかく1950年代からは暴力・殺人が異常に発生しているらしい。他のラテンアメリカのの国と似たように、ここでも政治的左翼のゲリラがいる。コロンビアでは政府軍(右翼)とparamilitaryと呼ばれる極右民兵、そしてゲリラが常に戦っている。paramilitaryは政府軍との関係がオフィシャルなものではないのだが、政府軍のために働いており、そしてこの政府軍とparamilitaryには、もちろんアメリカからの強力な援助がある。

先日紹介したSchool of the Americas (アメリカ政府が中南米の軍事右翼政権を支えるために、中南米の国民を兵士として訓練し、本国へ送り返す軍事学校)の一番の軍人の受け皿となっているのは、ここコロンビア。つまり貧しい国民がアメリカで軍隊の訓練を受け、国へ戻りゲリラと戦うというルートができあがっているらしい。ちなみに他の中南米の国々では最近は、このSchool of the Americasからの受け入れを拒む国が、つまりこの兵学校へもう国民を送り出さない国が増えているらしい。(これは先日も書いた反対運動のサイト。http://www.soaw.org/ )

教授曰く、既にCommunism自体が消えつつある世の中なのに、アメリカは一向に共産主義打倒が目的だったSchool of the Americasを通しての軍事右翼への支援を止めないそうだ。そのため政府軍とゲリラの戦いは一向に終わる気配はない。ゲリラは元々は苦しんでいた国民の中から反政府運動へと立ち上がった人たちだったが、最近は戦いの目的自体がどちらサイドもぼやけてきているらしい。そのため国民の間にはもう戦いは沢山だという空気が広がっており、女性は「どちらの弾丸が自分の子供を殺すのかは、分からない。」と思っている人が増えてきているとのこと。

貧しすぎるため、多くの人はポピーを育てることを簡単に選択してしまう。そうして一大ドラッグビジネスが出来上がっているらしい。麻薬の売人は、narco-trafficker (narco- = 麻痺、麻薬、麻酔
trafficker = 違法売人)と呼ばれ、運び屋はmuleと呼ばれる。muleってラバ?muleは、麻薬を胃の中に入れ密輸する運び屋のことらしい。これは、人を人と思っていない人たちが考え出したのは間違いがない。自分の体は使わないが、人の体なら麻薬を運ぶ道具にもしてしまってもいいという発想が恐ろしい。以前日本のTV番組で、この人たちのレントゲン写真を見たことがある。胃の中は本当にぎっしりと小さな袋でいっぱいだった。気持ち悪かった。ドラッグでは確か相当微量でも致死量になるはずだ。破損したら、死ぬのは間違いがないだろう。

今日授業で見た映画は、「Maria Full of Grace」(http://www.mariafullofgrace.com/)
日本では「そして、ひと粒のひかり」というタイトルで、2004年に公開されたらしい。Mariaもmuleとなることを決めたのだった。

こんな記事を見つけた。(http://www.msnbc.msn.com/id/5050399/) 82歳のおばあさんが子供のためにmuleにならざるを得なかった、そしてアメリカで無念にもなくなってしまったのは本当に悲しい話だと思う。その歳でそんな危険を冒さないとならない暮らしって一体どんな暮らしなのだろう。

You Tubeで、Drug Wars – Columbia (http://jp.youtube.com/watch?v=DDvwn83xK0A&feature=related) これを見てみた。何だか救われない状況である。Mariaが働いていたのは、この映像の最後の方にもあるが、バラの花のトゲを取る仕事。一日中黙々とトゲを取る。かなりしんどい肉体労働なのは想像がつく。そしてトゲが抜かれたバラはまとめられて、アメリカへ運ばれる。スーパーや花屋で売っているバラのほとんどがコロンビアから来ているらしい。私が買い物に行くと、必ず入り口で売られているバラの花、そうやって手作業でトゲが抜かれてこんな売り場にやって来ているなんて考えたことがなかった。私がここでこのバラを買ってあげるのがいいのか、そして買ってあげないほうが彼女達のためにいいのか、よく分からない。

コロンビアはパームオイルが近年盛んで(最近のBio fuelブームにより)、コーヒー、切り花(日本へも来ているらしい)、石油、石炭、天然ガス、金属資源も豊富らしい。国の経済自体は成長しているらしいのだが、何せ人が人として暮らしていける安全な環境がないらしい。先日別の授業で、発展途上国での民主主義が育つ要因の一つとして、「天然資源があまりないこと?」という説を聞いた。どうも資源があり過ぎても、成長しないということらしい。確かにそういうことも言えるかもしれない。資源という点から考えたら、多くのアフリカの国は天然資源の宝庫だ。しかし未だに全く成長が見込めない地域である。しかしもちろん沢山ある説の中の一つの説にすぎない。

今日は友人が自分のサイトで、http://www.worldonfire.ca/を紹介していたので、私もここに載せておこうと思う。Googleしてみたところ、日本語訳のあるページも見つけた。http://coolcuts.blog6.fc2.com/blog-entry-1002.html 私たちの周りには有り余るほどの食糧とお金とヘルスケアと安全に飲める水と学校があるのに、どうしてこれが多くの国でないのだろう。私のメジャーは考えれば考えるほど、気が重くなる科目が多い。

さ、次は月曜日提出のtake-home examへ取り掛かろう。

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