昨日、私はTVドラマ『Lost』を見ていました。
人気があったドラマみたいですね。
2004年に始まり、
2010年にシーズン6で終わったようです。
面白いドラマですね。
昨晩は一気に1話~6話まで見てしまいました。^^
私は基本的にTV を全くつけない人なので、
ドラマは全部終わってから、
Netflixというサービスを使って一気に見ます。
それにしても、寝不足になりそうなドラマです。
さて、そんなドラマのセリフから、
今日も、前回の記事(「人生で初」)に引き続き、
『time』を取り上げてみます。
こんなシーンで、出てきました。
◆ (家族関係があまり上手くいっていないことが
ほのめかされた後)
主人公ジャックのお母さんは、ジャックに辛そうに
「お父さんは去って行ってしまったの。」と伝えました。
ジャックが「帰って来るよ。」と言ったところ、
お母さんは「今回は違うのよ。」と息子に深刻さを伝えました。
この最後のセリフで『time』が使われていました。
☆ This time is different.
『this time』=「今回」です。
この表現は「今回は『今までとは』違う。」と
言いたいときに使う定番表現です。
今まではお父さんは、出て行っても帰って来ていたのでしょう。
でもお母さんは、「今度は帰ってこない、今までとは違う」
という意味を込めて、
『This time is different.』と言ったわけです。
今日のこの『this time』は、
日本語では、何回目の「回」や何度目の「度」と
同じと考えればいいですね。
前回の記事「初めて」と同じ使われ方です。
「初めて」=「1回目」ですから。
英語では、「回」「度」を『time』で表します。
先日アメリカ人友人に、「日本語ではこういう場合、
『time』を使わなくて、別の言葉「回」を使うのよ。」
と説明したところ、「へぇ。」と不思議そうでした。
私たちだって、「いやいや、何で「回」や「度」を表すのに
『time』を使うのか」と疑問に思いますよね。
これは、言葉とその感覚の違いです。
また『different』は、日本の学校英語では、
「different A from B」というフレーズで覚えさせられますが、
上の例のように『from B』がなくても、よく使われます。
◆ さて『time』、学校生活で使われるとしたら、こんな感じ。
(教授) 今回は、遅れた宿題を受け取ろう。
(生徒) ありがとうございます。
(教授) でも今回だけだぞ。次回は遅れないように。
(生徒) はい。すみませんでした。
英語にすると、
☆ O.K. I will accept your late homework this time.
☆ Thank you.
☆ But this time only. Do not be late next time.
☆ Yes. I’m sorry.
この『this time』と『next time』で、『time』の使い方
大丈夫ですね。
さて、上の会話、2つ目の教授のセリフから
教授の言っていることが、結構キツイのが分かります?
キツイと思わせるポイントは2つ。
一つ目は、『only』の位置。
上の文の場合、『this time』の後ろ。
『only this time』『this time only』、
この上の例では、どちらでも言えます。
でも後ろに『only』が来て、文章がそこで終わっている。
後ろで強さを際立たせている感じです。
とても直接的で、キッパリと言った感じ。
友人ネイティブに曰く、もう二度とチャンスはないぞ、
という感じだそうです。
更に教授のセリフがからキツさを感じるところは、
『Don’t be late.』でなく、
『Do not be late.』と一言一言はっきりと発音しているところ。
上の二つ、口に出して言ってみてください。
どっちが恐いか、わかりますね。^^
日本語でも、「二度とやらないこと。」と
ゆっくりと一言一言はっきりと注意されたら、
そちらの方が、怖さが倍増しますね。
ニュアンスが掴めたところで、『time』を
上の例でもう一度(one more time)、確認してください。
こういう『time』は、仕事場でも、よく使われます。
日本語でも「今回はこれで行きましょう。」
「今回限りはお受けします。」など、取引の中で使いますね。
『this time』『next time』『the first time』、
今日はこれでバッチリですね。
今日も「今回は違うんだ。」という場面をイメージしながら、
『This time is different.』を音読してくださいねー。
★ 「time」に関しては、続きになっています。
[1] 「The time」 と 「Time」 の違い。
[2] ニュアンスの違う時刻の聞き方。
[3] 「今回は違うのよ。」 ( ↑ この記事です。)
[4] 「next time」 と 「the next time」。
[5] 「every time」の2つの意味。
[6] 皇太子も時間切れ。
[7] 数えられる「時間」。
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