いつの間にやら、あと3週間で今学期が終わってしまうことに気がついた。しかももう来週は8週目。
しぇー、早い、早い。
Midtermが終わって以来、少し落ち着いた日々を送っているのだが、実はプロジェクトが二つあるので、そちらを進めていかないとならない。ひとつはAnthropoloyのペーパー。何をやったらいいか、未だにテーマが決まっていない。過去に書かれたエッセイ集があるので、それを週末は読んでみて、来週早々にはテーマとリサーチ方法を決めようと思っている。何せ、人の行動理論やモデルを、実際に周りの人にインタビューしたり、アンケートをとったりして、それをまとめるので、この実作業の部分をさっさと終わらないと、ペーパーを書き始めることもできない。
もう1つはCommunity Healthのプロジェクトで、健康促進プログラムを考え、それのパンフレットを作るというもの。そして実際に最後の週に授業でプレゼンすることになる。どこのpopulationをターゲットにしてもいいので、私はやはり日本での何かを考えることにした。クラスメートの一人が「一緒にやりませんか?」と言ってきてくれたので、共同作業として仕上げることになった。(個人でも、グループでもどちらでもOK。)私は元々一人でも、日本のSTD (Sex Transmitted Diseases:性感染症)を取り上げようと思っていたので、クラスメートにそのことを伝えた。するとそれでいいということだったので、このままSTDでいくことになった。私が作ろうと思っていたのは、高校生向け(もしくは中学生向け)のSTD予防のパンフレットである。
日本ではまず親がそういうことについて子供に教えることはないと思う。しかし若い人のSTDの割合は全体の中で増えてきているようなので、若いうちからしっかりとした教育は必要だろうと思ったのだ。そこで今の教育がどうなっているのか、クラスメートの若者たちに聞いてみた。すると返事はいろいろ。かなりしっかりSTDについて教わっている人、性教育は受けたものの、STDには触れていない人などがおり、そして地域差、学校による差などもあることがわかった。なので私たちのプロジェクトは、全国規模での基準となるプログラムの確立、その一環での高校生向けのパンフレットとすることにした。
今日も授業の後、話し合ってきた。今日で二回目だが、意見を述べ合って、建設的に物事が進むので、とても助かっている。コミカレ時代散々グループワークでイライラしまくっていた私なので(役に立たない人たちばかりだった。よっぽど一人でやったほうがマシと何度思ったことか。アメリカのコミカレ学生の多くは、日本の中学生と同じと思ってもらえばちょうどいい。)、グループワークは好きではなかったのだが、今回の共同作業はそういう苦労がまるでなく本当に気がラクだ。私たちは二人とも、もういい歳をした大人であるため、仕事を進めるかのように物事が進むのだ。(ちなみに私と一緒に作業をしているのは、日本ではお医者さんで、今はこちらで大学院生となっている方である。)
こちらはあとはもう少し調べて、後は実際にそのパンフレットとポスターを作るだけで済みそうだ。問題はもう1つのペーパーだな。しかし、これほど何をしたらいいのか、全くアイディアが浮かばないことも珍しい。人の行動パターンの分析か、うーん、何がいいのだろう?これは、もう少し頭をひねり続ける必要があるようだ。
それにしても、本当に1週間が過ぎるのが早く、明日で第7週目も終わりとなる。毎学期思うが、クォーターの授業は本当にあっという間だ。もうすっかり慣れたものの、私はやっぱりセメスター制の方が落ち着いて勉強ができるような気がする。
さ、今週分の遅れているリーディングでも進めよう。