今日は昨日に引き続き、
「Every minute matters.」 。
この「matter」 という単語は、
本当によく日常生活で使います。
でも私は日本にいたとき、この単語がそれほど
重要な言葉だとは、全く知りませんでした。
ですが、「matter」 は絶対に知っておかないと
ならない単語です。今日は
「Every minute matters.」 で使われている動詞としての
「matter」 の使い方を取り上げます。
「matter」 の意味は、「重要である」 ということ。
特にそれがあなたにとって重要だったり、
何か起きることに影響を与えるので重要である、ということです。
ちょっとだけ、ここで文法的な説明を。^^
[matter] は自動詞。ですから後ろに目的語を取りません。
なので主語+動詞、これだけで文が完結します。
今日の例文がそうですね。
(自動詞と他動詞に関しては、
私のメール講座Vol.22で詳しく説明しています。)
★「Every minute」 + 「matters」.
昨日説明した「every + 単数名詞」に、
三単現のs がついた「matter (動詞)」という形です。
直訳すると、「一分一分が重要である。」となります。
「matter」 が取る形は、「主語」+ 「matter」 だけ。
これで「主語が重要、大事なんだ」と いう
意味になります。慣れれば簡単な表現です。
数年前からは「Black Lives Matter」
という言葉がよく使われるようになってきたので、
日本でも耳にする機会は多くなったと思います。
これは実は、否定形でよく会話で使われます。
辞書にいい例が出ていたので、紹介します。
[A]:「あ、カーペットにコーヒーこぼしちゃった。」
[B]:「いいよ、大したことじゃない。」
★ [B] It doesn’t matter.
これは、「it」 は 「matter」 ではないと言っているわけです。
つまり 「それは重要ではない」 → 「大したことじゃない」。
[A]:「どっちがいい?」
[B]:「どっちでもいいよ。どっちでも大した違いはない。」
[A] Which one do you want?
[B] Either. It doesn’t matter.
どちらでもいいは、
「Either (one) is fine (with me).」
などで言い表せます。
この場合 「It doesn’t matter.」 は、
「どちらを選ぶかは、重要ではない」
→ 「どっちでも大した違いはない。」
「それは重要ではないよ。」「大したことではない。」
こういうときに使われる 「It doesn’t matter.」 です。
こういうことは、日本語の日常生活でもよく言うと思います。
英語でも同じです。絶対にどこかで使うセリフなので、
今日中に覚えてしまってください。
◆ 先日見ていたドラマ「Sherlock」でも出てきました。
面白い仕事の依頼がなくて、イライラするSherlock。
彼はこう言います。
★ All that matters to me is the work!
Without that, my brain rots!
「僕にとって重要なのは、仕事だけだ。
それがないと、僕の脳は腐ってしまう。」
分解すると、こうなります。[All / that matters to me] is [the work].
「 [私にとって重要な] ことは、[仕事] である。」
ここで「あれ? [all] がついているのに、[is] 単数形?」と
思った人がいるかもしれません。
[all] は、複数形の名詞の前につくと、
その後ろの動詞の形は複数形 (are) になりますが、
数えられない名詞の前につくと、動詞は単数形になります。
この文章、これ一つを覚えておくと、
「【自分にとって】 重要なのは」と言うときには、
「to」 を使うということもまとめて学べるので、
上の例文をちょっと変形して覚えてしまってください。
「All that matters to me is 【you】.」
こう言う風に、【you】 の部分を変えれば、
いろいろ応用できると思います。
英語は最初のうちは、こうやってパターンを覚えて、
置き換えて日頃から練習しておくと、
いざというときに口から出てきてくれます。
そしてそれが英語を話せるようになる第一歩です。
「matter」は、会話の必須単語です。覚えてください。
★ Every minute matters.
★ It doesn’t matter.
★ All that matters to me is you.
私の留学生時代のブログ記事の中にも、
「It doesn’t matter.」のよい例文がありました。
どういう風に使われたのか、読んでみてください。
私はその日、怒っています。^^;
「matter」に関する記事は、こちらにもあります。
・ 「それは時間の問題です。」
・ 「どうしたの?」を英語で言える?
・ 「何があっても。」
★ 私の無料メール講座【使える英語学び塾】では、
こういう風によく使う表現、また英語を話すのに
欠かせない英文法を、どうしてその表現を使うのかの
ネイティブ感覚を伝えながら解説しています。
更には似た単語の使い分け、また、
私が実際にやってみて効果のあった英語勉強法など、
私が日本で英語を勉強していたときに
「まさにそれが知りたかった」という情報を、
メール講座ではお届けしています。
★ この記事は、私の無料iPhone英会話アプリと同じ内容です。