今日は、「know」と「know about」の
違いについて書いてみます。
日本語にすると、どちらも
それを知っているということですが、
英語ではニュアンスが異なります。
違いを説明できますか?
◆「know about」を理解するために、
私の留学生時代の話をします。
大学での私のマイナー(副専攻)の一つは、
Public Healthでした。その授業の一つで、
健康に関する配布用パンフレットを各自作成し、
プレゼンをするという課題がありました。
私はとある病気をとりあげ、
パンフレットのタイトルを
「Do you know 〇〇〇(= 病名)?」にしました。
すると教授から、こういう場合は、
「Do you know about 〇〇〇?」
であると指摘を受けました。
教授曰く、私が作ったそのパンフレットは、
その病気を単に知っているかどうかを
尋ねているわけではなく、
その病気についての詳細(予防法、対処法)を
知っているかどうかを尋ねている内容だからだそうです。
「その病気についての怖さや予防法を知っている?」
というニュアンスで尋ねる場合は、
「Do you know about 〇〇〇?」と教わりました。
確かに、「about」の意味を考えると、
「~について(情報を)知っていますか?」
となるのは納得です。
いくつかの英英辞書で分かりやすい説明を
見つけましたので、
それらをまとめて日本語に訳してみます。
◆「know」は、
☆(観察や情報などから)(それ)を知っていること、
気がついていること、分かっていること。
☆(会ったことがあるので、あるいは友達なので)
(その人)を知っていること。
◆「know about」は、
☆(そのこと・もの)や(その人)について、
情報や専門知識を持っていること。
つまりよく知っていること。
いい例文を見つけましたので、シェアします。
「音楽について詳しくは知らないけれど、
自分が好きなもの(音楽)は分かる。」
★ I don’t know much about music,
but I know what I like.
もし分からなくなったら、
私の体験談を思い出してくださいね。
「know」「know of」「know about」の違い、
アメリカ人である我が家のネイティブキッドに解説してもらい、
動画にまとめました。
↓ ↓ ↓
具体例を取り上げてどういうときにそれぞれを使うのか、
説明してもらったので、ぜひ見て、今後使い方を間違えないようにしてください。
「know」の使い方は、以下の記事でも書いています。
読んで「know」を使いこなせるようになってください。
★ 同意を表す「I know.」
★ あいづちの「I know.」
★「へぇ、知らなかった」というよりも、こう言おう。
私がどうやって29歳から英語を勉強し直し、
今に至ったのかの勉強法については、
こちらのPDFにまとめています。
ダウンロードはこちらから。