今日も知っておくべき
「some」と「any」の使い方に
ついてお話します。
中学校では、「some」は、
ある程度の量や数を表し、
「いくつか(の)」という意味になり、
疑問文や否定文では、それらを
「any」に変えると教わったと思います。
それは正しいのですが、実は「some」は、
必ずしも『any』に単純に
置き換えられるわけではないのです。
それが昨日説明した
「some help」と「any help」の違いです。
相手が応える返事への期待によって、
「some」と「any」が変わってきます。
「some」は普通は肯定文で使われるのですが、
以下の場合は、疑問文でも使われます。
● 相手の返事が「Yes.」になることを期待しているとき。
● 相手に何かを勧めるとき ( = offer)。
● 相手に頼んだりするとき ( = request)。
◆レストランで、「コーヒーをもう少しもらえますか?」
とお願いしてみるとします。
(アメリカでは、大抵、コーヒーはおかわり自由です。)
これはリクエストですね。
★ Can I have some more coffee?
◆「something」でも同様です。
友達の家へ遊びに行きました。ノドが乾いたので、
友達に「何か飲むものある?」と聞いてみます。
きっとあるだろうと思っていて、お願いするのなら、こう。
★ Do you have something to drink?
あるいは、
★ Can/Could I have some water?
「お水もらえる?」と聞いてもいいかもしれません。
水なら絶対あるでしょうから。^^
◆あなたの家に友達が来たのなら、
「何か飲む?」と聞きますね。これはオファーですね。
★ Do you want something to drink?
「お茶飲む?」なら、
★ Would you like some tea?
一方、「any」は、あるかないか、
「Yes.」か「No.」か分からないときに使われます。
「some」と「any」の使い方、
少し感覚が分かりましたでしょうか?
こういうフレーズは慣れです。
慣れるためには、イメージしながら毎日一人演技すること。
それが一番の近道です。
こちらの記事も参考にしてくださいね。
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