ずっと私を悩ませているENG-1Aの課題、Evaluative Arguments。映画を選び、その映画について自分だけのクライテリアを設定し、その映画を評価するというエッセイ
今回のエッセイのお題は、
1. Choose a film and evaluate it as something other than the genre it is commonly considered to be.
2.Choose two films from the same genre and argue that one is a better film than the other because it is more successful at achieving the goals of the genre. This might be "X" is a better western than "Y" because A, B, C."
3. Choose a film and argue that it is the perfect film for a particular audience. For example, "Monsters, Inc." is the best film for children to come out in years because A, B, C."
4. Choose a film that is a remake of another film and compare the two. Explain why X is a better example of the genre than Y because of the criteria A, B, C.
For any film you select, you will have to define a set of criteria for the subject you have chose and then apply them, presenting evidence to convince your readers that your subject either meets or falls short of the criteria.
しかし映画、そもそもあまり見ないので、本当に困った。友人に相談したところ、「Spartacus」と「Gladiator」はどう?と言われたので「じゃ、そうする。」とあっさり決めた。「Spartacus」は前に英語学校のビジネスクラスで一部分だけを見たことがあり、一度全部見てみたかったのである。なぜビジネスクラスで「Spartacus」を見たかというと、リーダーとしての資質は何かを話し合うときに使われたのである。そのビジネスクラスはMBAの超々短縮版と言われる授業だったので、そんなことも考えさせられたのである。
私は最初3のお題で、"Super Size Me"について書こうかと思ったのだが、何だかありきたりになりそうなので止めた。そしてお題2でエッセイを書くことにしたのである。今回選んだ2本の方がChallengingでおもしろそうと思ったのである。やっぱりエッセイには自分なりの興味や愛情がこもっていないと。
→あ、ここから先は「Spartacus」と「Gladiator」、思いっきり内容について語ってしまいますので、見ていない人は読まないで下さい。
とても簡単にまとめてしまうと、Spartacusはローマの統治下で奴隷であったが、Gladiatorの養成所へ買われて行き、そこで反乱を起こす。そして次々に奴隷を解放し、ローマを脅かす大きな勢力となる、しかし最終的にはローマ軍に敗れてしまう、という話。
今日で見るのは2回目となった。先週の日曜日これを初めて見たときは、本当に号泣した。泣いたのは、ローマ軍に敗れた捕虜達が「Spartacusの遺体または生きているか、教えたものははりつけから免れることができる。」と言われたとき、次々に立ち上がり「I’m Spartacus.」と叫んだシーンである。こめかみに激痛が走るほど泣けてきた。
さてもう一本の映画、「Gladiator」。これってRussell Croweがいいと評判だったが(確かアカデミー賞受賞?)、私はJoaquin Phoenixの演技の方に引き込まれてしまった。彼が演じた役は自分の父親を殺してまで手に入れた皇帝。しかしMaximus(Russell Crowe)への妬み、劣等感などにいつも苦悩され続けることになってしまう。私はMaximusは完璧すぎて、何だか全く感情移入ができなかった。彼の役の設定がお決まり過ぎたのだ。絶対にそんなこと有り得ないよ、と思う戦いのシーンも度々あった。その一方皇帝となった彼はMaximusが生きているということを知り、ずっと苦しみ続けることになる。野心はあったのだが、自分の器の大きさがその地位に見合ったものでなかったのだ。とても憎らしい役なのだが、彼の苦悩ぶりがひしひしと伝わってくる。なので最後のシーンまで皇帝の方が気になってしまい、「あのまま放ったらかしなの?皇帝だったのに?」と思ってしまった。
「この皇帝どこかで見たよなー、どこでだっけ?」とずっと気になり見終わった後、ネットで調べた。そして「あー。」と分かった。"To Die For"(日本語タイトル「誘う女」)の高校生の彼だ。
この映画、2週間ほど前に見たばかりだった。本当に私って違う人種の顔の見分けがあまりできない。私はなぜかこの映画を日本でも、アメリカでもビデオで持っている。(自分で買ったわけではない。)しかし私はこの映画が好きだ。お馬鹿で超勘違いのお天気お姉さんを演じるNicole Kidmanがとても楽しませてくれる。そしてJoaquin Phoenixのアホな高校生は本当に自然だ。それはそれは二人とも見事な演技である。Joaquin PhoenixはRiver Phoenixの弟らしい。
Joaquin Phoenixはこういう悶々とした役、本当に感心するくらい上手い。(というか、この2本しか見たことがない。)なので「Gladiator」、主役よりも私は彼の演技の方に引き込まれてしまったのである。そう言えば私は元々主役があまり好きではなかったりする。「アカレンジャー」よりも「アオレンジャー」が好きだったりするのだ。(うー、年がバレる。)
そうそうそしてこの2本の映画を観終わった後、自分なりのクライテリアが設定できず、困っていたので教授に相談した。話していく内に新しいモノの見方をするアイディアをいただいた。なので、どうにかエッセイもこれから書けそうである。
ということで明日は月曜日提出のレポート(Political Science)とこのエッセイの下書きを終わらさなければならない。提出はそれぞれ月曜日の夜と火曜日の朝一番。本当にギリギリにならないとやらない自分のこの性格に最近自分でも呆れ始めている。毎週日曜日になって本腰を上げるために、木曜の朝までいつもしなければならないことに追われることになるのである。