今日は5時間勉強した後、さすがに飽きて退屈したので、隣町のショッピングモールまで一人で行ってみた。そこは今までにも4,5回行ったことはあるのだが、自分で車で行くのは初めてだった。何がおおごとかと言えば、フリーウェイに乗らなくてはそこに着けないということである。こちらのフリーウェイはかなりの交通量だ。しかも皆飛ばしている。しかもフリーウェイを二つ使わなければ行けないのである。
自慢ではないが、日本でも高速なんて外環と、とてもすいている常磐自動車道しか運転したことがない。しかも普段から、あまり車線変更はしない人なのだ。ということで、道を間違えないようにドキドキしながら、フリーウェイに乗った。一番イヤなのは、フリーウェイに入るときである。どうにかスムースに入れたが、今度はどの車線に入れば、その目的地へのフリーウェイに入れるのかがわからない。ということで、とりあえず真ん中の車線にいた。標識の字が小さいので見落とさないように、気をつけた。幸い私の車線はそのまま別のフリーウェイへの車線だったので、特に問題がなく10分ほどでたどり着けた。
隣町のモールは、私がいる町のモールよりかなり小さいのだが、それでもデパートが3つくっついていて、その中心には小さなお店がたくさんある。日本のデパートと違って、横にかなり長いのが特徴だ。知り合いに言わせると、この隣町のモールはあまり好きではないと言う。なぜかと言うと、元々この隣町は黒人のために作られた町であり、Riversideと比べると(ちなみにこの町は白人のために作られたそうだ。)犯罪も多いし、有色人種が多いからという理由らしい。でも私はこっちのモールの方が好きなのである。なぜかと言うと、とても安いし、ちょうどいい大きさなのだ。Riversideのモールは巨大すぎて、全部(デパートは4つ+145店舗もあるのだ)を見るにはくたびれるし、人も多い。
モールに行くたびに不思議に思うのだが、いつもセールをやっているような気がする。それが売りなのかはよくわからないけれど、とにかく値段は日本に比べたら、メチャメチャ安い。とうことで、14ドルでパーカを、4.99ドルでカットソーを買ってきた。こっちの洋服は体に張り付く服が多い。日本ではほぼ普通サイズの私であるが、こっちでは間違いなくSサイズになる。ものすごい腹回りの人(結構いっぱいいる)が私の横で同じものを見ているのは、不思議な感じである。一体どうやって着るのだろう?と思うのだが、こっちの服は結構伸びるのである。なるほどな…と、つまらないことに感心する私であった。
デパートは高いからあまり見ないのだが、それでも20ドルから50ドルくらいの服がほとんどである。日本のデパートのあの値段って一体何がどうなってあんなに高くなってしまうか?しかも皆結構普通に買っているから、不思議である。世間の人は、いつも私より金持ちらしい。東京は世界で一番物価の高い町というのは、納得する話である。いつも思うのだが、日本の収入でここで暮らしたら、結構いい生活ができるに違いない。洋服も安いし、日用品も食料品も安い。本とCDは除くが。
そんなこんなで1時間半くらい過ごして、車に乗ったのだが、今度は帰りのフリーウェイの入り口がわからない。あやうく逆方向へ入ってしまうところだった。車線を変更してはいけないところで、ウィンカーを出し、後ろの人に「入れて」とお願いし、どうにか無事に帰ってきた。
どうってことないことなのだが、一人で無事にフリーウェイに乗って隣町までお買い物に行けたので、今度はどこにでも行けそうな気になった。初めてのお使いを終えたような気分である。何でも自分で少しずつ行動して覚えていかないと、なかなか田舎生活は快適にならないのである。今度はKorean MarketとChinese Marketへ行ってみよう。その次はLAかな?といろいろ次の計画を考え始めた。
多分普段から車を運転している人にはどうってことない話なのであるが、何せ初めてのお使い、嬉しかったのである。