昨晩、ルームメイトに1ヵ月後に出て行くことを伝えた。彼も昨日は一日「どうしてこうなってしまうのだろう?」と考えていたらしい。私は出て行くことしか伝えなかったが、彼はかなり多弁だった。「嫌いなわけじゃないし(私を)、これからも友人でいたい。知り合えたことは良かったと思っているし、kbtから学んだことはたくさんある。kbtの年齢でこんなに勉強する姿勢も尊敬しているし、何があっても生活のペースを乱さない、努力する姿勢から、自分も大きく影響を受けた。」と言ってくださった。ありがとーございます。彼は私からも何か同様のコメントを聞きたかった様子だったのだが、私は何も思いつかなかったので、黙っていた。悪い人ではないのだが(どちらかと言えばかなりいい人でしょう。)今の私は、面と向かっていいことは気分的に言う気がしなかった。言おうと思えば言えたが、何だか嘘っぽくなりそうで、そういうのはあまり好きではない。
しかし、彼の言ったような言葉がとっさに出てくるか、出てこないかは、文化の違いも少しあるような気がする。いつも人を褒めることに慣れているアメリカ人は、とても人のいいところを見つけるのがうまい。悪いところがあっても、それはそれ、いいところはいいところと、人を一色で見ないようにしている印象を受ける。いいことだと思う。アメリカ人と比べると、日本人は一つのことで人を判断しがちな気がする。(私もそうなりがち)ふーむ、今度じっくり話すことがあったら、そういう姿勢を彼から学んだと伝えてみようか。
あ、彼が一点だけとてつもなく勘違いしているのは、「こんな人に初めてあった」と私が言ったことを、(恐らく口論の途中で私が発したと思われる)「それは自分がユニークだからだ」と言っていたこと。私は「違う、違う。褒めてないって。あんたみたいな辛抱強くない人、自分の主張が絶対正しいと信じて人の話を聞かない人、要求ばかりする人、そしてそれを全てを兼ね備えている人に初めて会ったという意味だってば。」と心の中で首を振っていたが、もちろん黙っていた。私に謝るたびにその後の言い訳や説明に「We」を使ったのも少し気になったけれど、放っておいた。「"We"って使ったら、謝ってないじゃん、私も同罪なのでしょうか?私にも同様に謝ってほしいってほのめかしているのかしら?」とも少し思ったが、神妙に聞いていた。
ま、何はともあれ、あとちょうど1ヶ月で、ここでの生活も終わり。先が見えた途端に「耐えられん」と思ったことも、「軽く耐えられる」モードになったから不思議だ。
すっきりしたせいか、朝からとても勉強に集中している。しかし明日までのレポートをこれから作成。そして明後日はエッセイ提出。どんなに勉強しても、いつもやることは私の前にある。ま、好きで勉強しているんだけれど。
それにしても、気にかかっていることがなくなり、本当に気持ちが楽になった。