絶対話せる!英会話

気が狂ってしまった人。(その1)

この記事は3分で読めます

「ガシャッーン。」突然ガラスが割れた音がした。昨晩レストランで働いていたときのことである。入り口を見ると、1時間以上前に帰ったはずの客が二人もめている。私はその二人(中国人夫婦)が客だったことが分かったので、何か意図的にしたことがすぐに分かった。「捕まえなきゃ。」と飛び出して行った。

外に出てみたところ、旦那の方が「Be careful.」を私に連発している。女の人が私に向かって手当たり次第に何か(ごみ)を拾って投げてきた。何が起きたのか分からないのだが、女の人が恐ろしく怒っていることだけは分かった。彼女は私に言う。「You humiliated me. You insulted me in front of my husband.」旦那は相変わらず「Be careful.」を言い続ける。その後彼女はドライバーシートに戻り、車を運転して、恐らく私を轢こうとした。旦那が止め、車はどうにか止まる。車は前後に行ったり来たりしていた。

Young Mi(一緒に働いている友人)が後ろから、車のナンバーは?と聞くので、大声で伝えた。このときレストランの従業員、皿洗いのメキシコ人も出てきていた。彼女は思い通りにならないので、車から降り、私に一目散に飛び掛ってきた。ひっぱたかれ、あちこちを掴まれたが、旦那と皿洗いの彼が止めた。その間もずっと彼女は叫んでいる。後ろではもう一人のウェイトレスが警察に電話していた。私はその後レストランに戻り、しばらく中にいた。そのときはほとんどの従業員がその夫婦を囲んでいた。

しかし何がどうなったのか分からないが、もう一人のウェイトレスが手から血を流しながら泣きながら戻ってきた。腕が真っ赤になっていたので驚いてしまったが、傷は擦り傷程度だった。しかし彼女の動揺は激しく、わーわーと泣いていた。通りがかりの人でメンタルケアを専門に行っているドクターがいた。彼女がその攻撃してきた女性をなだめていた。しばらくすると警察があちこちからやってきた。

彼女は逃げようとして、車の中から何かを叫んでいたが、ポリスマンにすごまれると車から出てきた。それでもまだ叫んでいたのだが、ポリスマンに「大人しくしろ、さもないと拘置所で過ごすことになるぞ。」と言われ、やっと大人しくなる。後はTVの「Cops」で見たとおり。彼女は車に押し付けられ、手を後ろに結ばされ、歩幅を広げさせられ、連行された。

ポリスマンは旦那と私たちに何があったのかを聞き始めた。彼らのウェイトレスは私だったので、説明をした。そもそもことの起こりは、彼女が私に「自分のプレートにはオニオンの天ぷらがなかった。」とクレームをつけたことから始まる。なので私が「すみません、今持ってきますから。」と言って持って行ったところ「これは小さいからいらない。」と言い出す。最初は冗談かと思ったのだが(アメリカ人はよくこういうことをふざけるので)彼女は真剣に言っているので、「何だろ?この人、おかしいよ。」と思った。天ぷらだって決して小さくなかったが、旦那のオニオン天ぷらの方が大きいので気に入らなかったらしい。「今できあがっているのは一つしかないので、新しいのが出来上がるのを待ちますか?」と聞いたところ、だんなと友人が「自分たちのをあげるから、それでいいよ。」と言ったので、私はそのテーブルを去った。その後はレストランは異常な忙しさだったので、誰が会計を済ませてくれたのかは分からない。しかし彼らが去った後、テーブルの上が水浸しだった。私は誰かがティーポットを引っくり返したのだろうな、とくらいにしか考えていなかった。後で考えてみると、彼女はわざとやったのだ。

この話を一通り伝えた。まさか自分が「Cops」で見たようにポリスマンに事情を説明することになるなんて想像したこともなかった。彼らは戻ってきて、入り口のカウンターに置いてあったキャンディポットを寿司カウンターに投げつけて壊したのだ。恐らく彼らが店を出てから1時間半後くらいか。そのときには店は落ち着いていて、カウンターには誰も(客もシェフも)いなかったので、けが人が出なくてよかった。

呼んでもいないのに救急車が来ていた。そしてウェイトレスの一人は擦り傷なのだが、一応病院へ行き、Young Miが付き添って行った。その後私たちはポリスマンから説明を受ける。何でも彼女は私たちが彼女の皿に毒を盛ったと言い張っているらしい。ポリスマンも彼女はmental illnessでillusionをよく経験し、今は何の治療も受けていないらしく、時々こうなるらしい。先ほども旦那が店から出た後、ずっと彼女をなだめようとしたが失敗し、店へ戻り物を投げつけたとのこと。その後旦那が私たちのところへ来て、「大丈夫ですか?」と聞いて去って行った。Young Miは彼らはregular customersだと言っていた。もう私たちの店へ来ることはないだろう。

レストランへ戻り、片づけをしていたところ、まだ旦那は駐車場にいた。しばらくして去って行ったが、私はここで分からないことが3つ。一つ目は何で彼は彼女にきちんと治療を受けさせていないのか?あそこまで重症なら入院する必要があるくらいだ。現にこうやって人に危害を加えるという意味では、とても危険人物だ。そんな伴侶を野放しにしておくなんて、彼はおかしいのではないか。二つ目は何でそんな彼女に運転をさせるのか、ということ。あんなに興奮した状態で運転なんてできるわけがない。いずれ間違いなく交通事故を引き起こすだろう。彼女は感情を全くコントロールできないのだから、この点で運転欠格者だ。三つ目はなぜ彼は彼女が警察に連行されたとき一緒について行かなかったのか。

何にせよ、あんな状態の人をそのまま放っておくなんて、しかも旦那は彼女が精神病なことを知っていて、何もしていないのはおかしい。毒を盛るなんて、そんな発想一体どこから出てくるのだか不思議だが、私は他にも精神分裂症(今は違う呼び方だが)で毒を盛られたと言い張った人を知っている。私の友人の彼氏だった人なのだが、勝手な妄想を持ち、時間の感覚を忘れ、大昔のことをたった今されたかのように思い出し、みんなの家に「どっちが悪いと思っているんだよ。」と電話をかけまくっていた。「毒を盛るように指示されたのだろう」と私の友人に問い詰め、寝ようとしている彼女を寝させなかったり、4階の窓から飛び降りたりもした。(2年前に見かけたときは大分落ち着いていたが、7,8年前はひどかった。)思い通りに物事が進まず不満に思い、全ては自分ではなく周りが悪いと思い、しかも自分を人より(本当の自分の器より)大きく見せようと思っている人だった。被害者意識、卑屈、私が彼からイメージする言葉である。昨晩の中国人女性(恐らく移民か)も同じ雰囲気を持っていた。

(長いので、その2へ続きます。)

あわせて読みたい

  1. Apartment探しは大変。

    2007年7月15日8:18

  2. 海外にいて思うこと。

    2007年11月13日16:12

  3. 消える信号。

    2005年1月30日0:00

  4. 温泉の力。

    2009年5月12日2:01

  5. メキシコ旅行記 (その2)

    2010年1月13日10:15

英会話のスマホアプリ、作りました。

「絶対話せる!英会話」無料アプリ ★アメリカ生活の中で、実際に使われている英語表現をお届けしている無料スマホアプリです。11回目以降の音声は、このウェブサイトにて無料で聞くことができます。 こちらからどうぞ。

YouTube – 英語・発音・アメリカ生活

応援、ありがとうございます。

RETURN TOP
error: Content is protected !!