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友人の結婚に伴い驚いたこと。

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友人のYoung Miが結婚することになった。彼女は4月でOPTの期限が切れる。その後アメリカに唯一残れる道が結婚だったわけだ。彼女はずっとアメリカ人の彼と一緒に暮らしており、もう付き合い始めて3年にもなる。ま、自然な流れだったと思う。ただ問題のは、双方の両親が反対している、ということだ。

彼女は韓国育ちの韓国人。両親も韓国にいる。たまたま留学でここへやって来ただけだ。アメリカに多くいる韓国人二世や三世とは感覚も違う。一方彼はベトナム系アメリカ人。彼の両親がベトナムからアメリカへやって来た。私は常々、韓国人の韓国人であることへのこだわり、家族の絆、愛国心には驚かされてきたのだが、彼女曰く、ベトナム人の方がもっとすごいらしいのだ。どちらもディープなお付き合いを必要とさせられるので、私は絶対に彼らとは関係が持てないだろう。個人の問題に親戚などが関わってくるなんて、私には考えられない。

さて彼女は3週間近く韓国へ帰国していた。両親を説得するためである。今回の帰国は彼も一緒だった。彼女のお母さんは頑固として「No」の一点張りだったそうだが、彼女のお姉さんとお父さんが「Young Miがもう決めたというのだから、仕方がないだろう。」と説得したそうだ。どうにかこうにか彼女の母もOKを出したのだが、一つ条件があった。それは「もし彼のお母さん(彼の両親は離婚しているので、彼はお母さんと二人親子)が反対しているのなら、私はあなたを行かせることができない。彼女が快く思わないところに、私はあなたをお嫁に行かせるわけにいかない。なので、彼のお母さんがあなたを喜んで迎えるというのなら、私はもう反対しない。」ということだった。私はこれは最もだと思う。遠い外国へ娘を彼のためだけに行かせるのに、その彼のお母さんがそれを喜んでいないのなら、そんなところへ娘を行かせたくないだろう。

彼のお母さんは実は今回の息子の結婚話を快く思っていない。なぜかというと、理由は単純、彼女がベトナム人でないから。しかし彼はアメリカ生まれのアメリカ育ち。いくらベトナム系アメリカ人がここにはわんさかいると言っても、ベトナム人のみにこだわるのは環境的にムリだろう。移住の理由は恐らくそれしか生き残る方法がなかったからだとは思うが、一旦外国へ出てしまったのなら、いくら国の文化をベトナムにいたときと同様に残していきたいと思っても、それは難しいだろうと私は思う。もう既に彼女はベトナムから離れてしまったのだ。言葉や多少の文化は残していけるだろうが、それらはアメリカの文化と混ざって変わっていかざるを得ない。

一方Young Mi側の両親が反対だったのも、やはり同じ理由による。彼が韓国人でないからだ。韓国人とベトナム人。とても強いナショナリズムの国であり、他と交わることは出来る限り避けたい人たちだ。単純に時代遅れだろうということはできないが、そこまでこだわる理由は何なのだろう。私は最終的には人対人のお付き合いなのだから、例え私が同じ立場になっても、私はその相手が日本人でないからということで反対することは絶対にしないだろう。双方の両親ともその彼・その彼女の人格を知るより前に、同じ国民でないからただ反対なのだった。その姿勢に私は少し驚いた。そこまでその国民であることが大事なのか…。うーむ。

確かに言葉などが通じないとコミュニケーションが取りにくいと言うのはあるだろうが、どうも双方の両親の反対ではそういうことではなかったと思う。

もう一つ私が驚いたのは、Young Miがこちらに一生留まることにしたという決心である。もちろん前から彼女とはよく話をしていたので、そういうことになることは分かっていたのだが、改めてその決心に驚いたのだ。なぜなら彼女は韓国が大好きだ。そしてどちらかと言えばそれほどアメリカを好きな人でもない。そんな彼女がただ彼のためだけにこちらに残ることにしたのだ。アメリカを大好きな人がこちらで暮らしたい、と言うのなら話は分かるが、彼女の理由は唯一つ、彼だけだ。

これから先、大変だろうと思う。私は決してそんなことはしない。たった一人の男の人のために国を去るなんて感覚は私の中に存在しない。自分がアメリカをいつか好きになり残ってもいいな、と思うのなら、残ることもあると思うが、人のために自分の生活を変えるなんて私は絶対にしないだろう。まだそれほどの人に出会ってないのよ、と私に言いたくなる人もいるかもしれないが、私はたとえどんなにこれから先好きな人ができようが、人のために自分の方向は変えない。

私は自分をよく知っているから、自分の何かを犠牲にして人のために自分の人生をガラッと変えることはしないのだ。もしも上手くいかなくなったとき、何かあったとき、ここに留まる理由がたった一人の人であった場合、(口には出さないと思うが)心の中でその相手を責めそうな気がするのだ。自分自身がアメリカを好きでここで暮らしたいと思い、自分のためにここに残ることを決めた場合、もしも何かがあったとしても仕方がないと思うことができる。そう決めた自分が悪いのだ。もちろん理由がどうであれ、最終決断をするのは自分だ。しかし「自分で気持ちよく自発的にする決断」と、「人に合わせるためにする決断」(しかも自分の何かを犠牲にしての決断)は私の中では大きく違う。後者の場合、何かあったとき、恐らく私は後悔してしまうだろうと思うのだ。

私は後悔をしない人だ。それはなぜかと言うと、いつも興味がわいたことは試してきたし、やりたいけれどやらなかったということはないからだ。やってみて失敗、という経験は多々あるが、それでもその失敗談から何かしらは得ている。「やりたいな、でも問題があるな、どうしよう、やっぱり止めよう」というパターンは私の中には存在しない。やりたいことは必ず一度は試してみるので、この10年ほど後悔した記憶はない。(テスト前にもっと勉強しておけばよかった、などと言う小さなことは除く。)だが例え好きな人と一緒にいたいと思っても、今までの生活をそのために変えなければいけない場合、いくら自分も幸せになれるかもしれないとはいえ、今まで大切にしてきたものをある程度は犠牲にすることには抵抗がある。

つまり男の人は私にとって人生を変える理由になり得ないのだ。私は自分がやりたいことに対してはいくらでも方向を変えられるが、誰かのためというだけで自分が気持ちよくないことはしない。(小さなことや短期間のことは除く。)なので今回のYoung Miの決断は本当にすごいな、と思う。

私の他にも二人を知っている人がいるのだが、彼は「双方の両親が反対なら、それは二人にとってお互いの家族を失うことにもなり得る。結婚相手と違い、家族はもっと大事だ。結婚相手は単なる他人になる可能性もある。しかし家族はずっと家族だ。その家族が両方とも反対しているのなら、わざわざアメリカへその相手のためだけにやってきて自分の家族の絆を危うくすることはないだろう。結婚はしない方がいい。」と言っている。

彼らは何にせよ結婚するだろう。もちろん彼らの結婚は嬉しいし、どんな家族になるのか想像すると楽しい。ただ双方の両親が反対ということ、そしてアメリカをそれほど好きではない彼女が大好きな韓国を去ってまでアメリカに留まるということを決めたこと、にあらためて驚いただけだ。10年後はお互いの両親同士の溝も埋まるだろうか?

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