絶対話せる!英会話

いよいよLAへ引越し。

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こんにちは、皆さん。

いつも私の個人的な体験記にお付き合いくださいまして、ありがとうございます。

さて、少し気は早かったのですが、2日ほど前にタイトルを「California-田舎町での大学生活」から「California – LAでの大学生活」に変えました。明日LAへ引越します。今は荷造りの真っ最中です。

思えばこの町には通算でもうそろそろ3年近くいたことになります。
2003年2月 ~ 2003年9月
2004年8月 ~ 2005年6月
2006年1月 ~ 現在まで。
(合間の期間は日本にいました。)

はじめはUCのExtension CenterのビジネスクラスでCertificateを取るために留学したのでした。しかしその後、これっぽっちでは何にもならないとコミカレに行くことを決め、学費稼ぎのために日本へ帰国。翌年2004年コミカレに入学し、はじめはASを取ることを考えていたのですが、欲が出て4年制大学へ行きたいと考えるようになりました。しかしお金が続かないだろうと思われたため、やはり諦めることにしました。しかし驚いたことに、諦めたその夜に「グリーンカード当選」のメールが法律会社から届きました。本当に諦めた直後だったので、そのときは「天の声」が聞こえたような気持ちになったものです。

その後またお金が不足してきたので、日本へ戻り学費を稼ぎ、昨年の1月に再度アメリカへ戻ってきました。そして昨年4月、日本でグリーンカードの面接を受け、4月末日に晴れてアメリカのPermanent Residentとなったわけです。とてもラッキーだったと思います。

その後はトランスファー手続き、勉強と仕事をしていたら、あっという間に6月になっていました。そしていつの間にかコミカレ生活は終わっていました。そして明日は私のアメリカ生活の全てだったこの町を離れてLAへ移ることになります。

正直に言いますと、アメリカに来る前、私にとってアメリカは好きではない国でした。アメリカ社会に大分慣れた今でも、一般労働者(移民とその二世は除きます)の労働意欲の低さ、彼らのサービスの質の悪さ、強すぎる愛国心、人々の外国への無関心さ、車社会、大きすぎる貧富の差を目の辺りにするところなどは、とても好きにはなれません。(あくまで私の経験から感じた一般的な日本(人)とアメリカ(人)の違いを述べています。アメリカ人全員がそうと言っているわけではありません。)

ですがその反面、暮らしていくうちにアメリカには日本にはない、いい点もたくさんあることに気が付きました。今まで移民として受けた政府からの数々のサービス(学費補助、医療補助など)にはとても感謝していますし、移民を特別視しない人々の態度もとても好きです。そして何度でも人生はやり直せると思っている人々のタフさ、「人と違っていることはいいことだ」とそれぞれの個性をそのまま受け入れてくれる態度、「人は人、自分は自分」と思っている人が多いので、日本のように「あの人は普通じゃないから」と一言で片付けず、一人一人の意見を尊重してくれます。ここでは日本にいるときとは異なり、人目を気にせずに好きなことを好きなようにできます。「もう歳なのだから。」と言うアメリカ人はあまりいないと思います。その代わり彼らは「何か新しいことを始めるのに、遅すぎるということはない。」といつも言ってくれます。なのでアメリカで生活をしていると、日本にいたときよりもとても自由な気持ちになることができます。

こんなにいい歳になってしまってから突然留学した私ですが、アメリカでは周りの人にはちっとも不思議がりません。(ま、アジアの人は30をとっくに越えても20代に見られるので、私も多少は若くは見られているとは思いますが。)一方日本では年齢や性別の壁は厚いですよね。ある程度年齢が行ってから職を変えたいと思っても、門戸は必ずしも皆に開いていないと思います。私があまり好きではなかったアメリカにやってきたのは、ここら辺にも理由があります。

今のところ実際に仕事を得るための活動をしたわけではありませんので、どの程度アメリカに年齢や性別の壁があるのかはまだ分かりませんが、少なくても日本よりは差別は少ないのではないかと思っています。なぜなら実際に周りを見回してみると、働いている人の年齢幅は広く、男女比もそれほど変わらないように感じるからです。一方日本の会社は圧倒的にオジサンが多いですよね。街中にはオバサンが溢れているのに、日本の会社にはオバサンはあまりいません。(一部のサービス業にはもちろんいますが。)私は日本社会はある程度女性を軽視していると思っています。その点アメリカの私が住んでいるこの町では、私が通っていたコミカレ、知り合いの会社を見ても、少なくても日本社会よりは年齢や性別による差別が少ないように感じます。更に人種に対しても、新しく移民としてやってきた人に対しても、大抵のアメリカ人は公平に人に接しているような印象を受けます。(もちろんそうでない人もいますが。)

そしてアメリカ人は一般的にとても親切です。見ず知らずの外国からやってきた私に、この町の人はとても暖かく接してくれました。日本ではいきなりやって来た外国人に対して、これほどフレンドリーに接する人はそう多くはないと思います。(日本人特有の「慣れ親しむのに時間が必要な気質」もあるでしょうし。)私はここで多くの人に出会い、そして別れ、外国で一人で生きることの大変さを学びました。この町を総合的に見ると単純に好きとは言えませんが、ここでアメリカ生活が始められたことはとてもよかったと思っています。この町で過ごした3年間のおかげで私は変わったと思います。この町で私に優しく接してくれた全ての人にとても感謝しています。

さて、こんなに住み慣れたこの町を離れて今度はLAへ行きます。ルームメイトが元々の友人なので孤独感を味わうことはまずないでしょうが、どんなことが待ち受けているのかと考えると、期待でわくわくします。

明日は引越し後、一度LAからここへ車を取りに戻り、日曜日に改めてLAへ向かいます。日曜日(29日)のあと、いつネットが使える環境になるのかがまだ分からず、そして8月2日から10日まではNYへ旅行に行く予定にしていますので、しばらくは更新が不定期になるかと思われます。新しいアパートにネット環境が整いましたら、またいつもどおりに更新してきたいと思います。コミカレ入学とほぼ同時期に始めたこのブログももうそろそろ3年になります。卒業までブログは続けたいと思っていますので、まだまだ今後もお付き合いをよろしくお願い致します。

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