何でもCAでは、二進も三進も行かなくなった財政を立て直すプランが、まだ議会を通らないらしい。そのプランには、新しく税金を増やすことなどが盛り込まれているようだ。
州はどうにかして14.4ビリオンドルを作りたい。そのためには、一時的に税金を上げる。まず消費税が少し上がり、ガソリン税も上がり、車の免許費用も上がるとのこと。そのほかはいろいろと支出を削減するらしい。学校や大学の費用、州職員の強制的休暇(もちろん無給)、DMV(免許センター)も休みを増やす。
大学の費用削減により、私の学校はすでに影響が出ている。卒業のために必要だった単位がいらなくなったり、授業の定員が増やされた。奨学金もカットされるということで、段々と不景気が身近なものになってきた。
私、実は身をもって不景気を体験したことがない。前にも書いたが、いつもサブエコノミーで生活していたので、実際に不景気ということで困ったことがないのだ。就職もすぐに決まったし、転職したときも、それほど苦労したことがない。そういう私にとって、今回の不景気は初めての経験となりそうだ。
私がいるCAは何でも世界で8番目の経済とのこと。州1つで国に匹敵してしまうところはすごいが、CAは借金の大きさでもアメリカの中で郡を抜いている。借金+破産宣告。大丈夫だろうか、カリフォルニア?私はアメリカにいるということについては、特別な感情を持たないが、自分は今はCalifornianであると思っている。一時加入できたMediCalといい、奨学金といい、私はCA州には本当にお世話になっている。
それにしても支払いも滞ってしまっているというのに、財政再建計画も議会を通らない。CAの行き先が心配である。少しくらいの増税なら、私は負担増は引き受けられると思うので、どうにか財政が健全な状態に戻ってくれることを祈る。