絶対話せる!英会話

土曜日ののどかな夕方。

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今日は朝からずっとファイナルプロジェクトのパンフレット作りをしていたので、一歩も家から出ていなった。天気がとてもよかったので外へ出たかったのだが、私は夢中になっていることがあるとそこから動かない。お昼も抜いてしまった。

何をしていたかというと、黙々とパワーポイントで作業をしていただけなのだが、私は何かを作ることが本当に好きなようで、特にこういう地味な作業は大好きである。形のないところから、形のあるものを仕上げる過程は、本当に楽しい。

夕方になってやっと落ち着いたので、散歩に出かけた。私が住むのはLAの表参道なので(と勝手に私がそう思っている)、2本通りを歩けば、高級ブティックからギャラリー、ワインショップ、レストラン、美容院などいろいろとある。しかしその道を東へ曲がったところは、今まで自分の足で歩いたことがなかった。車ではいつも通っているのだが。なので今日は初めてその辺りをうろうろと歩いた。着飾った人が多いので、恐らく私が一番みすぼらしい歩行者だったと思う。私はユニクロの6年もののジャケットを着ていた。

歩いてみて、「お、収穫だな」と思ったのは、家から歩いて3分くらいのところにパンを売っているカフェがあったこと。コーヒーは家でいれるが、パンは自分では焼かない。今度午前中の授業がない日にでも行ってみよう。

そうそうそのパン屋の隣の隣には、高級そうな日本食レストランもあった。おしゃれなレストランには、もうお客さんがいた。外から窓にへばりついて中を覗いてみた。ふと思い出したのは、昔の自分。今では全く貧乏性になった私だが、私も若い頃はこうやってお金を使ったことがあったっけなー、という記憶だ。周りの皆が景気がよかったせいもあるが、自分も相当飲食にお金は使ったような気がする。私の場合は特にお酒かもしれない。一人でレストランに行って、一人でボトルを開けていたし、今から考えると何を考えてあんなにお金を使っていたんだか。

しばらく道を歩いていたら、時々For Rentなどと書かれた文字が目に入った。こんなにわざわざ人がお買い物をしに来るような場所なのに、それでも商売は成り立たないらしい。そう言えば、その通りを西側へ向かうと私が毎日使っている通学路となるのだが、そこにも高級ブティックやお洒落そうなお店が並んでいる。しかしそこら辺のお店にお客が入っているのを、私は今まで一度も見たことがないのだ。どうやって商売が成り立っているのだろう?といつも不思議だった。一着数十万円するほど、そこまで高級そうなお店でもないしなー、と思っていたら、最近やはり一軒クローズした。景気がここまで悪くなる前でもお客を見かけたことがなかったのだから、当然と言えば当然だろう。

散歩をしていたら、気分がよくなった。私は今学期は学校に行く以外は、本当に家に引きこもっているので、たまにはこうやって無理にでも散歩することにしている。今度は南の方へ向かってみよう。どこの方角へ出かけても、今のアパートの周りはこ洒落たお店がたくさんあって、実際には立ち寄らないが眺めているだけでも結構歩くのが楽しい。

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