先週の土曜日はメキシコへ行って来た。と言ってもいつものように国境を数10km越えるだけ。用事は飛行機のチケットを買うこと、抗生物質を買うこと、おいしいフィッシュタコスを食べること、の3つ。
飛行機のチケットはまだ完全にオンライン化されていない地元の旅行代理店などでは、ネット上で調べるのよりも安い航空券があるのではないか、と思ったからだ。結果は大体同じくらいの価格だった。しかしそれなりの価格で航空券をゲット。
次に二つ目の目的、薬。メキシコは薬は何でも手に入る。アメリカや他の国では処方箋として扱われているものも、メキシコでは普通に薬局で売られている。もちろん抗生物質などは飲みすぎると、自分の体の中のあるべき菌にも影響を及ぼしてしまうので、飲みすぎると恐いことになるのだが、健康保険もなくなってしまった今(今までは学校の団体保険に入っていた)多少の薬の予備は必要である。ということでジェネリックの抗生物質を買った。メーカーのものは安くはないのだが、ジェネリックの抗生物質は何と1ドル。(ペソの価値が下がったせいだろうか?) 人がたくさんいる国境近くのショッピングセンターなどでは、こういうジェネリック品は扱っていないが、隣町まで足を伸ばせば(そしてスペイン語が話せれば)簡単に手に入れることができる。
それにたとえジェネリックでないとしても、既に一般に流通している薬ならアメリカで保険がない人が保険なしでアメリカの薬局で薬を買うよりも、メキシコまで行った方が安いこともある。なので国境付近の薬局はいつもアメリカ人でいっぱいだ。アメリカでは薬も保険によってカバーされる割合が違う。しかもスペイン語さえ話せるのなら、もっと安いジェネリックを手に入れることも可能である。そうそう、アメリカの歯の治療がバカみたいに高いため(日本の5倍ほどすると日本の市役所の人に聞いたことがある)、アメリカ人の中には国境を越えてメキシコに歯医者に行く人もかなりいるようだ。私の知り合いにも数人いる。
目的の2つが終わった後、帰り道にいつも行くタコス屋へ立ち寄った。以前行った時にはそのお店はビール販売を止めたと言っていたのだが(銃を持った人たちが酔っ払って恐かったので、オーナーがアルコールを店に置くのを止めたのだが)、またビールは復活していた。私はビールに唐辛子を入れた飲み物がお気に入りである。
今回は夜も11時過ぎに国境を越えて戻ってきたので、国境越えの待ち時間は30分ほどで済んだ。連休最終日の朝などは3時間以上かかるそうなので、早めに戻ってきて正解だった。