最近、気が付いたこと。仕事で英語でメールを書くとき、日本語で書くときと、スピードが全く変わらないことに気が付いた。大家さんが「Time」の定期購読を始め、読み終わると私に回してくれるようになった。そして思った。「Time」って面白いし、読みやすいということ。
むかーし昔英語を勉強していた頃、英文をたくさん読まなければならないという義務感から「Time」を無理やり読もうとしていた頃があった。(図書館にあったので利用しようと思った。)その頃は英語を読むのが全然面白くなかった。今でも英語を読むのは、決して日本語で読むときほど、スピードも理解度も及ばないけれども、そして圧倒的にVocabularyは少ないけれども、知らない単語があるということを除けば、英語を読んでいるという感覚が全くなくなった。
私は結構、「Economist」の記事を読むのだが、今でも時々「?」と思うことがある。それは知識が足りなかったりして、書かれていることを理解できなかったりするため。そしてネットの新聞もよく読む。しかし書いてあることが、それほど楽しめる内容というわけではないので、記事を最後まで読み終わる前に飽きてしまうことが多い。(ま、新聞とかは全部記事を読む必要はないのだが。)
それらに比べると、「Time」って書き方も表現もおもしろい。記事のパターンが、新聞やEconomistや専門的ジャーナルの記事と違って(結論、その結論を支える根拠、そして更に結論をもう一度という形ではなく)、読み物としての導入部分、そして事実、でも興味深い雑学も入れながら、「へぇー」とうなづいて楽しめる書き方になっている。事実や観察に基づいた考察だけにフォーカスされている記事と比較すると、圧倒的に書かれている内容も興味深い。「Time」ってこんなに楽しい読み物だったんだ、娯楽雑誌だったのね、と初めて気が付いた今日この頃。
そして全く英語だということを意識せずに読めるようになったこと、英語と日本語を書くスピードがそれほど変わらなくなったということ、これってしんどかった大学生活4年半の賜物らしい。ま、大学へ行ってそれほど得することは今の歳だと特にないが、自然についた英語力にちょっと嬉しかったりもする。