日本ではもう年が明けてしまったのだが、ここカリフォルニアではあと1時間半もある。何てことはしていない。遊びに来ていた友人が午後帰った後は、部屋の片付けと洗濯、模様替えなどしていたら、あと少しで今年も終わりになってしまった。
あまりにも大晦日気分に欠けるので、TV(18チャンネル)を見ている。このチャンネルはアジアチャンネル(本当の名前は知らない)で、中国、韓国、日本のTVを見ることができる。そこで私が何を見ているかというと、紅白歌合戦である。何か日本のニュースでもやっていないかな?とTVをつけたところ、紅白が放送されていたのだ。紅白なんてここ10年以上ロクに見ていないが、それでも何となく大晦日気分に浸れるという点ではいいかもしれない。…と思ったのだが、全然知らない歌ばかりでちっともおもしろくない。私は今年はずっとアメリカにいたため、日本の曲なんて全く分からないのだ。結局知っている歌なんて、「長崎は今日も雨だった」とか「さそり座の女」くらいなものだ。
しかし出かけるわけでもないし、カウントダウンをするわけでもないし、仕方なくつけたままにしている。こういうときは、ちょっと日本の大晦日とお正月が恋しくなってしまう。
今は森進一が歌っている。画像の映りが悪いせいか、カメラからのアングルのせいか、明石家さんまに見える。そうそう、こちらの紅白はNHKではないので、CMが入る。スポンサーは旅行会社、スーパー、本屋などである。
うー、本当に盛り上がらない大晦日だな。日本の家の側だと、もう少しすると、除夜の鐘が聞こえてきて、たまに初詣に行ったりしたものだが。実は私、大晦日から正月にかけてのあの雰囲気が、一年のイベントの中で一番好きなのだ。
NYでは派手に花火とかあるかもしれないが、アメリカの田舎の正月はつまらん。