絶対話せる!英会話

それで楽しい?

この記事は2分で読めます

昨日はレストランに若い日本人カップルがやって来た。最初は英語で話していたのだが、日本人だということがわかったので日本語で対応した。何度目かにテーブルへ行ったところ、「お願いがあるのですが。」と言う。英語がまるで話せないので、明日行きたい場所とやりたいことがあるのだが、どうしていいか分からないと言う。

何てことはない。タクシーの運転手にその行きたい場所へ連れて行ってもらって、待っていてもらうにはどう言えばいいのか分からないと言うのだ。そこで私が「こう言えばいいのではないですか?」と口頭で伝えたところ、「すみません、紙に書いてもらえますか?」と言う。仕方ないので四文ほど書き、紙に書いて渡してあげた。感謝はしていたようだったが、チップはたった2ドルだった…。ディナータイムで50ドル食べて、関係のない英作文までしてあげたのに、チップが2ドル…。いや、別にチップのためだけに手助けしたわけではないのだが、その額の少なさに驚いた。そしてさらに先輩ウェイトレスには「だから日本人旅行客には注意してね、と言ったのに。」となぜか私が怒られた。

ま、それはいいとして。私が思ったのは別のこと。それは、あのお客さんたちは一体何を楽しみにアメリカへ来たのだろう、ということ。あの人たちは今日、無事にタクシーで目的地に着けて、そしてまたホテルまで戻れたのだろうか?20代後半くらいの歳なのだから、レンタカーくらい借りた方がいろいろと動き回れていいだろうに、と思うのは私だけか。

しかしねぇ、私が書いた文章くらいの意志伝達なら、自分達でどうにかならないのだろうか。私はまるで言葉の通じないポーランドの田舎だって身振り手振りで会話をし、どうにか一人で電車とバスに乗って旅をした。(ポーランドの例を出したのは、そこが一番英語の通じない国だったから。)

あの日本人カップルはビバリーヒルズのホテルに泊まり、はるばるアメリカまで来たにも関わらず数あるレストランの中から寿司屋を選び、日本人ウェイトレスに英作文をしてもらい、タクシーに乗ってガイドブックの写真の確認をする。何が目的でアメリカまでやってきたのだろう?旅行は、そこでしかできない経験をして、その体験が貴重な思い出となるはずなのに、最初からそれを放棄して快適さだけを求めて、一体彼らは今回の旅から何を得るのだろう。

始めから旅の目的は私とは違うのだろうし、人のことだからどうでもいいのだが、何ともお金がもったいない旅行だな、と思ってしまった。そして同じ日本人として少しばかり情けない気分にもなった。もう少し冒険してみてもいいのではないだろうか。

あわせて読みたい

  1. お弁当箱のばか…。

    2005年8月29日0:00

  2. 数学って。

    2006年7月13日0:00

  3. 秋近し。

    2005年8月31日0:00

  4. お昼を抜いたら。

    2009年6月9日14:44

  5. 自分を検索。

    2012年2月20日2:01

  6. LAへ。

    2007年6月11日17:05

英会話のスマホアプリ、作りました。

「絶対話せる!英会話」無料アプリ ★アメリカ生活の中で、実際に使われている英語表現をお届けしている無料スマホアプリです。11回目以降の音声は、このウェブサイトにて無料で聞くことができます。 こちらからどうぞ。

YouTube – 英語・発音・アメリカ生活

これをしないとあなたは英語が話せない

応援、ありがとうございます。

RETURN TOP
error: Content is protected !!