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バス通学の失敗と車の修理。

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今日は車がないので、いつもより30分ほど早く家を出た。とことこと歩いてバス停についてみたところ、14分もかからずに着いた。0.9マイルを意外にすたすたと歩いたようだ。バスの到着予定時刻は私が着いてから10分後だったのだが、なぜか私がバス停に着くのと同時にバスが来た。前のバスが15分遅れだったのかもしれない。何にせよ、とてもいいタイミングだった。

いつもは運転しているため、キョロキョロできない高級住宅街(何せ私の通学路はBeverly HillsからBel Airを通る)の家並みを覗き込むように眺め外観を楽しんだ。私は人の家の造りを見るのが大好きなのだ。もちろんここら辺の家は外からはあまり見えないような作りになっているのだが、それでも大きな家が時々見えるだけでも楽しめる。そしてバスは自分で車で通うのと大差ない時間で学校へ着いた。これくらいの時間なら、バス通学もいいと思う。そしてこの道はバス停があまりないのだった。一区画ずつ停まる以前利用したバス(前のアパートから学校まで)とは大違いだ。

しかし帰りはこれが裏目に出た。実は私、帰りは間違ったバスに乗ってしまったのだ。しかも途中までは全く同じルート。なのですぐに気がつかなかった。あれ?曲がらない?と思ってすぐにStop Requestをしたのだが、何せバス停が少ないこの道。通りを6,7本過ぎてやっと停まった。私が乗りたかったバスは曲がってから少し走って私の家の側のバス停になる。つまり曲がらずにまっすぐ行ってしまったということは、曲がらなかった分、そして余分に走ってしまった6,7本の通りの分、二重に家からは遠いのだった。

降りてみて、通りの名前を見てガーン。思ったよりも遠くまで走ってきていた。しかしまたバスに乗るのも面倒だ。何せ25分に一本しかないらしいので、途中まで戻るのにバスに乗り、そして降りて乗り換えてまたバスに乗る。そんなことしていたら日が暮れてしまう。私はバスを待つことが大嫌いなのだ。待つくらいなら歩いた方がまし。ということで歩き始めた。

ま、方向はわかるのでてくてくと南西へ向かって歩いた。下手をすると1時間近くかかるかも、と思ったのだが、実際は37分ほどで着いた。サンダルにも関わらず早歩きだったのは言うまでもない。私は長年通勤をしていたせいで、一人のときはゆっくりと歩くのが苦手なのだ。朝の通勤時間は皆歩くのが速いので、未だに一人だとすたすたと歩いてしまう。ま、そのおかげでそれほどの時間がかからずに済んだ。

たまにバスに乗ると、こういう失敗をしてしまうようだ。明日は恐らく車の修理が終わる予定なので、またしばらくバスに乗ることはないだろうが。

車の修理は思ったよりも高くつき、何と620ドル。痛い出費である。オイル交換代も含まれているが、今回の修理代は後ろのブレーキの大破らしい。完全に思いっきり壊れてしまっているので、その値段になってしまうとのこと。ま、仕方ない。今から思うと、4年前に車を買ったときから、後ろのブレーキがキィキィと音を立てていたのだった。そしてこれは何度も修理工(複数の)に見せても、ブレーキはどこもおかしくないと言われていたのだった。そこで思った。多分何人もの修理工が見ても大丈夫と言っていたブレーキの音、実はどこかおかしかったのかもしれない。それが少しずつダメージを受けて今回の大破につながったのではないだろうか。

しかしブレーキは大破したが、未だにGood shapeだと言われた。聞き間違いかと思った。なぜなら今私の車は外見がひどい。へこんでしまって半分しか開かない助手席のドア。先日ぶつけたフェンダーの塗装のはがれとへこみ。お世辞にもGood shapeではない。ま、よくよく聞いてみたら、エンジンの状態はまだまだとてもいいということだったらしい。ということで今回の修理が終わったら、今後もしばらくはかなり乗ることができるらしい。アメリカの車は故障が多くて長持ちしないと思っていたのだが、私の車は既に160,000マイルを越えている。ということは、キロに直すと256,000kmということか。すごいな。日本ではまずこんなに乗っている車にはお目にかかられないだろう。ま、見かけはボロイが、私の車は乗った人が皆運転しやすいというし、いい車だと言う。あたりだったらしい。4年前に友人からたった1,800ドルで買ったことを考えると、相当いい買い物だったに違いない。ま、いろいろと磨耗から来る部品の交換や故障などはあるが、それでも安い買い物だったと思う。

このまま、もうしばらく走ってください。

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