ふぅぅ…。やっと切羽詰っていた日々が終わった…。
昨日は仕事前までにエッセイ3つを仕上げ、郵送する予定だったのだが、終わらなかった。仕事場に電話をかけ「1時間ほど遅れます。」と(金曜の夜なのに!)皆に迷惑をかけたが、どうにか昨晩全ての必要書類をFedexにて送付することができた。さて何でこんなに急に忙しくなったかと言うと、それは第一志望校に受からなかったからである。
そのため急遽UCLAの(トランスファー生徒用の)Scholarshipに応募しようと思い立ち、慌てて3つエッセイを書くことになったのだ。これを思い立ったのは月曜の夜遅く。(結果発表が月曜の夜だった。)その晩はあいにく火曜日の朝までのペーパーに追われており、その後火曜日、水曜日、木曜日は運悪く毎日クイズがあり、このための勉強をしなければならず、なおかつ仕事もしていたので、全くエッセイを書く時間と応募書類を書く時間が取れなかった。木曜日の午後からやっと本腰を入れて書き始めたので、最後のエッセイはあまりいいできではなかったと自分でも思う。何せ考えている時間が少なすぎた。こういうエッセイは大抵今ひとつなのである。残り2つのエッセイの出来はまあまあだと思うが。
さて私が不合格となった学校の学部の合格率は7%だったのことで、自分は残りの93%に入ってしまったらしい。残念な結果なのだが、実は少しほっとしていたりもする。なぜなら私はビジネスメジャーで出したのだが、それを最近後悔していたのだ。2月に更なるエッセイ提出を求められたとき、そのお題はビジネスケースのような問題だった。友人からMBAのマーケティングのテキストを読みどうにか仕上げたのだが、それほど興味が持てなかったのだ。「えっ?こんなに面白みが自分で持てないなんて、やばいんじゃ…。」と自分では内心思っていたのだ。全くつまらなかったかと言うとそういうわけではない、読み物としては楽しんだが、それ以上の興味が湧かなかったのだ。
恐らく公立学校では最難関のアプライ先ではあったが、不合格であったことをそのまま受け止めるだけではつまらないので、どうして不合格になったかを少し考えてみようと思う。
合格させるための判断材料は3つあるらしいが、半分を占めるものは成績らしい。私のUCへのトランスファーGPAは3.96なのでこの点では問題はなかったと思う。15%は履歴書。これも他のUndergraduateと比較すると劣るとは思わない。そのため不合格となった原因は35%を占めたエッセイにあると私は思っている。しかし決してエッセイの質が悪かったというわけではない。恐らく私が自分自身のことについて書いたものの中では、一番出来のいいエッセイだったと思っている。問題はそれがその学校のビジネスメジャー向けのエッセイとしては十分でなかったということだ。
私はこの学校へアプライする前に、ずっとDevelopment Studiesにするか、Businessにするかメジャー選択で悩んでいた。私が本当に勉強したいのは前者だったが、アドバイザーやカウンセラー、友人にまでビジネス専攻にすることを強く勧められたのだった。そして結局最後には後者を選んだのだった。
そうして悩んでいた間にもずっとエッセイについて考えをまとめたりしていたのだが、書き上げたエッセイは前者のメジャーにふさわしいものだった。書き上げたときにはそうは思わなかったのだが、今読み返してみると明らかにDevelopment Studies専攻にこそ、ふさわしい内容のPersonal Statementである。これは本当は願書を出したそのときに最も考えなければならない点だったのだが、どうしてそのメジャーなのか、の説得力に欠けていたのだ。それは振り返ってみれば、自分が本当に勉強したかったのはその分野でなかったから、書けなかったのだ。つまり自分に迷いがあったため、その学部が何を求めているかに沿って、自分のPersonal Statementを上手くまとめることができなかったのだ。
これはApplication Essayを書く上で一番考えないといけないことだと思う。なぜその学校なのか、なぜそのメジャーなのかをしっかりと説得できるエッセイに仕上がっていないと話にならないだろう。私は迷いがあったので、その部分がうまく書ききれなかった。しかしこれはDevelopment Studiesメジャーとしてはいいエッセイだったようで、そのおかげでUCLAからは合格通知をもらった。一般教養科目(CAからのUCへの編入はIGETC(一般教養科目)の終了がとても重視される)が1科目足りず、そして出来る限り終わらせておくことと書かれている2科目も終わっていないにも関わらずだ。先日郵便でもWelcome UCLAセットが送られてきた。
UCへアプライする場合、もう一つ気をつけないといけないことは、3つ書かされるPersonal Statementが全てのUCに対して共通のものとなるということだ。つまり学校によってエッセイは変えられない。全ての学校がその3つのエッセイを見て、合否を決めることになる。なので私のように学校によって学部を変えてアプライする場合、よく考えないとならない。学部が違う場合、どうしても自分のエッセイの焦点がぼやけてしまいがちだ。
不合格だった私が考えた不合格理由を分析した結果、これからアプリケーションエッセイを書く人には、私のような失敗をしないために次のことをよく考えてもらいたいと思う。
1. 自分が将来することは何か、そして今の自分はそれに向かってどこに位置しているか。
2. なぜその学校、学部なのか。
3. その自分の目指していることが、その学部の先にあるか。
私は2と3がBusinessメジャーに対しては、私のPersonal Statementでは足りなかったと思う。これは願書を出す前のメジャー選択の判断基準があいまいだったからだ。これがDevelopment Studiesなら恐らく全ての要件を満たしていたと思う。そしてだからこそUCLAからは合格通知をもらったのだと思う。
しかしBusinessを勉強することに、最近不安になっていたので(2月のケーススタディエッセイ書き以来、あまり興味が持てない自分に気がついたので)、今は自分が勉強したかったことがこれから勉強できることに実は喜んでいたりもする。不合格の学校にもこのメジャーで願書を出しておくべきだったとは少し考えたが(授業の質についてそれほど差があるとは思わないが、私はどうしてもサンフランシスコに行きたかったので。)終わってしまったことなので、今更考えても仕方がない。私はどこに行こうが、何をしようが、必ず「あぁ、これでよかった。」と思える幸せな性分なので、どこでこれから大学生活を送ることになろうが間違いなく幸せだろう。
ということで、私は今後2年間はLA在住となることになった。公立大学、私立大学(こちらの結果は6月末まで待たされる)どちらに行くことになるかはまだ未定だが、いずれもLAなので、LA生活は決定である。さて、LA。私は今までに数回しか行ったことがないのだが、実はあまりいい印象を持っていないのだ。行った場所が悪かったのか、あまりいいところではないな、というのが正直な感想なのである。どうしてもサンフランシスコの側に行きたかった理由もここら辺にある。しかし折角数年を過ごす場所となるので、LAのいいところをこれから頑張って見つけるようにしたいと思っている。
昨晩までは忙しかったのが嘘のように、今、土曜日の午後はのんびりとしている。大学入学までまだ諸手続きはあるが、これでやっと一連のアプリケーションプロセスが終わったような気がしている。ずっと長いこと携わってきた煩わしさから、心身ともに解放されたような気分だ。授業と仕事だけでも十分忙しかったのに、いつも余分な作業がこのアプリケーションプロセスから派生してきていた。これらの作業が重なるときは常に睡眠不足だったし、何も他のことができなかった。
本当にやっと終わった。そしていつの間にやらコミカレ生活ももうすぐ終わる。残り少ないコミカレ生活、今まで他のことが何もできなかった分、目一杯楽しむことにしよう。
同時期にトランスファー手続きをしていた皆さん、本当にお疲れ様でした。