今は、夜の10時を少し回ったところ。またまたビールを飲みながら、これを書いている。仕事前にビールを3缶飲み、昼寝をし、働いて、またビール。もう昨日までの追われていた作業からの開放感とその反動で今日は全く勉強しなかった。たまにはこんな日があってもいいか。
この一週間、自分では結構疲れていたような気がするのだが、そんなときでも私は周りの人からは「いつも元気だね」とか「いつも幸せそうだね」とかよく言われた。ま、疲れて見えるよりはいいか、と軽く受け流す。最近は切羽詰った状態を結構楽しんでいるので、そう見えるのかもしれない。自分の限界に挑んでいるような気がして(そんなに大袈裟なものではないかもしれないが)、アドレナリンがきっと沢山放出されているのだろう。いいことだ。
さて今日はWalMartへ処方箋を買いに行った。今回の薬代は、$30.68→$15.15、$11.54→$7.63で、$19.94が保険でカバーされた。前回は$8.11。合計で28.05ドルが保険でカバーされ、病院代は今のところ、一セントも払っていない。今までに2回病院へ行き、2回目の診察が$130だった。(もちろん払ってはいない)もう一回分とUltrasoundの検査代を含めると結構いい額になると思う。半年分の保険代が300ドルだったのだが、私は軽く元を取ってしまったようである。そう考えると保険も決して高くはなかったようである。全員強制的に加入だったので、不満だったのだが、やはり保険があると安心して病院へも行ける。ここで保険に加入していない場合のことや、そういった人たちのことを考える。
アメリカでは健康保険に加入してない人が多い。ちょっと古いのだが、10年前の時点で保険に加入していない人は40millionだそうだ。ちょっと驚いてしまうような数字だ。アメリカではMedicareはお年寄りのため、そしてMedicaidは貧しい人のための健康保険だが、それ以外の人はプライベートな保険会社を利用するか、なしで済ますということになる。他の先進国と比べると、圧倒的に良く出来ていない(というか本当に先進国?)保険制度である。
OECDの国々ではHealth Serviceはダイレクトに提供されたり、あるいはUniversal health insurance coverage、またはこの2つのコンビネーションの形で、全ての国民に健康保険は提供されている。比較すると、アメリカの無保険の人の数は、この件に関してのアメリカ政府の興味のなさを示している。
軍事費ばかり異常に膨らむ一方で、social service spendingはどんどん制限されている。Military spendingは雇用を増やすというのが、アメリカ政府の言い訳だが、他のことにお金が使われたとしても、やはり雇用は増えるだろうと一般的には言われている。ここで思ったことは、「アレこれって、不景気になると公共事業の発注を増やそうとする日本政府に似ているかもしれない。」ということ。例えばあまり使用されることのない立派な道路が急に田舎にできたりとか…。
経済の授業を取るまで知らなかったのだが、これってKeynesの理論に基づいていたのだ。でも大恐慌のときの理論がどれくらい現在の世の中にも当てはまるのだろう?理論は学ぶととても興味深いが、それが実際にその通りに働くかというと、そういうわけでもないだろう。その理論どおりに実行したら、すぐに景気が上向くのなら、世の中に不景気な国は無くなるだろう。確かに過去の経験から学ぶ、あるいは過去の経験から得た理論で、景気を良くしようというのは、方法の中に一つではあるとは思うが。
今学期は"American government"というPolitical scienceの授業を取っている。そしてこの授業から学ぶことは意外に興味深い。どうしてこんなに愛国心が強いのかとか、現在起きている問題点とか、どのようにしてこういう国になったとか、アメリカについて、いろいろな角度から学ぶ。どちらかと言えば、マクロ経済よりもこちらの授業を先に取るべきだったと思う。アメリカをよく知るためにも、アメリカに留学したら一番最初に取るべき授業のような気もする。その内に学んだこともまとめてここに書いてみようと思う。
あー、本当に久しぶりにのんびりした。さて明日からは試験勉強を始めないと。来週は試験が2つ。そしてエッセイが1つ。しかし、これだけでいいかと思うと、とても嬉しい。
さ、寝よう。今日は起きている時間と寝ている時間があまり変わらない。