絶対話せる!英会話

底辺の力。

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今は夜の10時少し過ぎ。さっきから30秒に一度ほど溜め息をついている。いつものPOL1のエッセイ試験が終わり、帰ってきたばかりだ。試験が終わって喜びはほんの一瞬。明日の朝(しかも6:30a.m.)までにしなければならないことがあと3つあるのだ。昨晩は試験勉強のために寝不足。そしてそのため、今は頭が痛い。ビールを飲んで、カーッと眠りにつきたいところだが、嘘みたいな作業量がこれから私を待っている。今はちょっと気持ちを切り替えるためにこれを書いている。

昨日の夜やっとPOLの試験範囲を読み終えた。今日は授業に行く直前まで、「まずい、何て書こうか?」と悩むエッセイがあった。もっと早くから考えておけばいいものを。今回は、どのように問題7問に対してエッセイを書くか、全て今日の午後考えたと言うギリギリぶり。下書きは前回の試験から止めたのである。と言うか、準備する時間がなかっただけとも言える。(^_^;)とにかく昨晩の寝不足、グループディスカッション、そしてプレゼンとこなし、試験が始まる頃にはもう頭はくらくら。眠くて、眠くて、目の前が白い状態。目が一点を見つめたまま動かなくなっていた。

先学期自分で書いたエッセイを丸暗記して試験に臨んでもドキドキしていたのが嘘のようだ。今ではボーぅとしていたって、試験がこなせるまでに成長した。かなり集中力が散漫だったので、結果はよく分からないが、最低でも80点くらいは取れるだろう。いやー、最低レベル、底辺の力って、鍛えれば上がるものなのだな、と帰り道に思った。

そういえばずっと前の職場で「仕事はできて当たり前。どんなに具合の悪いときでもいつもと同じようにできて当たり前。」と言われたことを急に思い出した。これは具合が悪くって、失敗をしたときに上司に言われたことだ。そのときは「えー、それって私には無理かも。」と思ったのだが(もちろん口にも表情にも出さなかったが)、今夜のようにこんなに絶不調のときでも、どうにかエッセイ二つ仕上げることができたので、「ふむ、やれば私にもできるかも」と思い直した。今日は悪い状況下であっても、作業能力レベル(最低ライン)は鍛えれば上がるということを確認できた。しかし出来ればあまり経験したくない。と言うか、もっと早くから備えておけば、しなくて済むのだ。

「さ、行くぜっ!宿題の山。」

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