昨晩UCトランスファーのためのPersonal Statementを読んでいて(私のではない)、
あぁ、あれから1年か、とふと懐かしく思った。実際はトランスファー手続きから1年と言うよりも、もう遥か大昔のような感覚に近かったりもするのだが。
昨年は何をしていたのだろう、と思い、過去のブログを読んでみた。11月の半ばからPersonal Statementを書き始め、Thanksgiving DayはKathy&Mike宅へお邪魔し、次の日はどうやら“Borat”を見に行っていたらしい。12月1日の日記には無事に願書を提出、と書いている。今こうしている間にもUCへの出願エッセイや手続きをしている人がいるだろう。頑張って欲しいと思う。
成績と違って、Personal Statementは如何様にもアレンジできるものだ。例え小さなことだとしても、自分にしかできない体験でこういうことを得たということを、上手く書くことができれば大逆転にもなりうるUCのトランスファーシステムである。成績は今までの積み重ねで今更どうすることもできないが、Personal Statementは自分と言う人間を最大限にアピールし、大勢の中から自分を選んでもらうための大事な基本資料となるものである。もうこれ以上自分を上手くアピールできないというくらいに仕上げないとならないだろう。
私はこのことを井上 幸治 さんの「最短合格!英文エッセイの鉄則と極意―図解入門MBA (図解入門MBA) 」から学んだ。
当時井上さんはダートマス大学タック・スクール・オブ・ビジネスへ通われており、私は井上さんのブログを毎日楽しみに見させていただいていた。http://diary.jp.aol.com/zc4xbqnu2kz/207.html
そんな井上さんが本を出すと聞き、日本から取り寄せたこの本、本当にエッセイを書く前の準備をするのに役立った。どうやって自分の長所をいかに買い手側(この場合はAdmissions Office)へアピールするのかが、井上さんご自身の失敗と成功体験談を通して、とても分かりやすく説明されていた。私がこれ以上自分のことを上手く書けないと自分で思えるほど満足のいくPersonal Statementを書くことができたのは、この本のとおりに徹底的に自分研究を行い、過去、未来、現在を上手くつなぐことができたからだ。今更ながら、井上さんにはお礼を申し上げたいと思う。
Personal Statementを書く際に必要となる全てが書かれているのではないか、と思われるほどの良書である。来年、そしてこの先出願する予定のある人はぜひ読んでおいた方がいいと思う。この本をブログでもう少し早く紹介すれば、今年出願予定の人にもお勧めできたかもと思うと、少し残念だ。しかし願書を提出した後、お世話になった本は本棚で眠っており、昨晩までこの本のことは思い出さなかった。そして忘れないうちに紹介しておこうと思い立ったのだ。今年出願の人に紹介できなかったことは申し訳ない。しかしこういう情報収集力も本人の力のうちなので、それは仕方がないだろう。
出願手続きを行っている皆さん、頑張ってください。