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UC出願者の増加。

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昨日のDaily Bruinから。
私が通っている学校には毎日発行されている新聞がある。(恐らく平日のみだと思うが。)学校内の至るところに置かれており、もちろんタダである。昨日の一面の記事はUCへの出願数が記録を作ったというものだった。

さて記事に書かれていることを書き出してみると、2008-2009のUCへの志願者は昨年よりも増え、2年続けて記録を作ったらしい。私が通っている学校は確か全米で一番願書を受け取る学校。Freshmanとしての志願者は55,369人で9%の増加となるらしい。その中で特に増加率が上がったRace/Ethnicityは、African American(9%以上)とChicano/Latino(17%)。そしてトランスファーの出願者は2007年の13,451から14,991人へと増えたそうだ。Gender Breakdownでは女性の出願者の方が少し多いらしい。

Freshman、Transfer applicantsとも、入学がよりCompetitiveになり、結果としてGPAとその他の試験のスコアも少し押し上げるようだ。それにしてもFreshmanのGPAに驚く。GPAが4.0以上(日本で言うオール5)の学生が44.6%を占めるとのこと。4.0以上ってすごいな。そしてTransferの志願者は、出願するより前に取る単位の数が昨年は101から103がアベレージだったのに対し、今年は 116.7まで増えているそうだ。この出願者の単位の平均GPAは3.3。http://www.admissions.ucla.edu/prospect/Adm_tr/Tr_Prof05_mjr.htmで昨年のデータを見てみると、合格者の平均GPAの方が出願者の平均GPAより高くなっているので、今年も合格ラインはこれよりは高くなるはずだ。ちなみに私が属するCollege of Letters and Scienceで見てみると、出願者の平均が3.34で合格者の平均が3.56となっている。つまり実際にはそれほど高いGPAでなくても、この学校の合格には手が届くらしい。そう考えるとFreshmanの方が大変だな。何せ4.0以上の学生が半分ほどもいるのだから。

さて気になるのはここから。実はUCは今予算をカットされつつあるので、これ以上学生数を増やすことはできない状態であるらしい。先日の新聞には、大幅にCA州からの予算カットがされるかもというニュースが出ていた。(ちらっと一面の見出しを見ただけなので細かいことは分からないが)そして私が通う学校はすでに飽和状態に達しているため(そして現実にちょっとover-enrollment状態なので)これ以上学生数を増やすことはできないらしい。そのため、Selectivity is pretty high already. We aren’t looking for more applicationsとアドミッション関係者は考えているらしい。確かに私の学校、学生は多い。そしてGEの授業は講堂で行われることもある。(先学期のHistory,今学期のPhysiological Scienceの授業の定員は400人だし。)LAは都会なので、これ以上の学校の拡張はムリだと思われるので、これからはもっとcompetitiveになっていくらしい。

しかしGPAだけが合格基準でないところが、またアメリカの入学選考のあいまいなところ。私の知り合いでもGPAは合格者平均と変わらないが(あるいは少し上でも)、合格通知を受け取らなかった人が数人はいる。そしてカリフォルニア住人と留学生は合格通知が比較的早く届くが、州外の学生は合格通知が1ヵ月半ほど後らしい。確か私は去年の3月の後半に合格通知が届いたのだが、州外の学生は一般に5月に入ってから通知が届くらしい。ま、UCはカリフォルニア住人のための学校なので、そういうことになるらしい。

そうそう、今日の記事にあった黒人とヒスパニック人の出願数が増えたということ。これは当然と言えば当然のような気がしている。なぜなら私の通う学校は白人(全ての国を含んで)とアジア人が圧倒的に多い。私が通っていたコミカレは、白人、黒人、アジア人、ヒスパニックといろいろな人種がほぼ同数程度いたのに比べて、今の学校は黒人数がとても少なく感じる。そしてヒスパニックの人も少ない。(もちろんラテンアメリカの人たちはいろいろな人種の血が混ざっているので、白人と同化している人たちもいるが。)しかし学校の中を掃除している人たちはヒスパニックの人ばかりだ。そしてLAには黒人の人も多い。町の全体的な人口比率を考えたら、この白人とアジア人がやけに多いこの比率は少し不思議な気がしていたのだ。アジア人が多いので(40%くらいはそうなのではないだろうか。)アジア人である私にはとても居心地がいいのだが、何だかdiversityと言いながらも偏った人種の構成に少し疑問を持っていたのだ。成績順に取っていると言えば、それまでなのかもしれないが、それなら人種によって成績に差がつく環境にも問題あるだろう。ま、いろいろな人種や国の人が多くミックスしていた方が、授業はより活発になると思うので、African AmericanとLatinoの志願者が増えたということはきっといいことなのだろう、と思う。

しかしこれ以上は確かに学生数は増やせないだろうなー。最近昼間学校にいる時間を増やしたところ、人の多さに私はいつも圧倒されているくらいだ。

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