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英語本の読み方。(留学編)

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本の読み方について質問が来たので、
今日のブログ記事にしてしまうことにした。
私は英語の本を読むことは、あまり得意ではない。
小さい頃から小説を読むのは好きなのだが、
難しい内容が書かれている理論の本とかはとても苦手だ。

 

私の友人の中には読んだだけで
それがすんなり頭に入っていく

羨ましい人たちがいるが、
私はそういうタイプの人ではないので、

全体的に著者の言いたいことを理解するのに、

人一倍時間がかかる。

 

最初コミカレに通い始めた頃には、

テキストに書かれていたことを
まとめたりもしていたが

(英語と日本語を混ぜて適当に)、
それではリーディングが追いつかないことに気がついた。
なのでよほど内容が分からない本でない限り、
こういうことをするのは止めた。

(しかしネイティブが読んでも
分からないというほど難しい内容については
今でも時々こういうことをすることもあるが。)

 

授業の前のリーディングアサインメントは、
理系科目に関しては

理解していくだけでいいと思う。
(と言っても理系人間でない
私は数式を理解するだけでも大変なのだが)
そして歴史の本は

何も考えなくても楽しめるし、頭に入ってくる。
(私は地域を問わず、歴史が大好き。)
ところが経済や開発に関する本だと、

一度満遍なく読んだだけでは
恐らくほとんど理解していないと思う。
授業を聞いてから、

あ、そういうことが書かれていたのか、
と初めて分かることが多い。

 

分からないなと思いつつも、

一応そういう本への対処法として、
私はまず著者が何を言いたいのかを

考えることにしている。
私は気がつくと、ただ黙々と

本を読んでしまうことがある。
(本を読むこと自体は好きなので

苦ではない。そして小説の場合は
何も考えないで読んでもいいと思うが。)

 

しかし難しい本の場合、読み終わった後
何も分からなかったということが時々ある。
なので、常に何が言いたいのかを

探すようにしている。
(例えばそれぞれのパラグラフで、
この人が一番言いたいのは何だろう?と考える。)
何せわざわざ本を書いたのだから、

何か目的があったに決まっている。
なのでそれを探すようにしているのだ。
それを見つけないで

どんどん先へ進んで行ってしまうと、
読み終わっても全然意味がつかめなくなってしまう。

 

また最初からペーパーのために

本を読むというのなら
(質問が分かっているのなら)、
それに対する答えを私も探す読み方をする。
私はこのとき後でどこに

何が書かれていたのか分からなくなると
探すのが面倒なので、ページ番号を入れて、
書かれていたことをタイプしていく。
こうしておくと、後でQuotoする際にも、

ラクになる。

 

よく言われているように

(そして英語の授業で必ず教わるように)、
英語の本は要点が探しやすいように書かれている
目次を見て何が書かれている本なのかをまず掴み
(私は後ろには何があるかもチェックする。

テキストや本によっては、
出て来る言葉がまとめてある場合があるので。)、
その後、各チャプターの中の見出しをぱらっと見て、
最初と最後のパラグラフは全部読み、
2段落目からは最初と最後の文章だけをまず読む。
そして「こんなことが書かれているんだ」と
何となくイメージを掴んだところで、

最初から読む。
これが一般的にアメリカで

教えられているテキストの読み方だと思う。

 

私は線も引く。

後で見直すときにはその部分だけを読めば、
何が書かれていたか分かるようにするためだ。
そして各パラグラフの横にちょこちょこっと
何が書かれていたかまとめるようにしている。
(簡単に単語を書き出したり、

時には流れを書いてみたり。)
私は理解力が一般の人よりも

劣っているようなので、
読んでいるうちに何が書かれていたのか、

前の内容を忘れてしまうのだ。

 

そのため次のパラグラフを読みながら、
前のパラグラフの内容を思い出すためにも、
少なくても2,3語

書き出しておくことにしている。
(私はこれは実は8割くらいは

日本語で言葉を書き出している。
日本語の方が一見したときに

理解が早いので。漢字は便利だ。)

 

そうすると、そのパラグラフと

前のパラグラフのつながりが
分かりやすくなる。

「あれ、どうしてこうなったのだっけ?」

と思ったときに、この前のパラグラフの

ちょこちょこ書きはかなり役立つ。

 

そして更にこの書き出しは、

一通り読み終わった後、
何が書かれていたのかをまとめたり

思い出したりするのにも役立ってくれる。
全部のちょこちょこ書きを最初から読めば、
その部分を読んだだけで

全体に何が書かれていたのかを思い出せるし、
全体的な著者の言いたいことを

理解するのにも役立つ。流れもつかめる。

 

それでも思い出せないことは、
ハイライトを引いたところを読めば大抵分かる。

今までいろいろとやってみたのだが

(きちんとまとめながら読むとか、
大事な箇所をワードに残してみたりとか。)、
時間がかかりすぎるので諦めた。
週に1冊以上のペースの読書量を要求されると、
読むのが遅い私には細かいことをする余裕はない。
なので忘れないように

ちょこちょこと文字のない空白の部分に、
簡単に書き込みをするようになった。
これは試験前などに

もう一度テキストを見直すときにもかなり役立つ。
なぜならその部分を読むだけで、

簡単に復習ができるからだ。

読み方は理解力も違し、

最初から持っている知識量も違うため、
人それぞれだと思う。

 

私は読書から物事を理解するということにかけては、
かなり低いレベルの能力しか持っていないと思う。
例えば、複雑なことを一回で分かることができる人、
話を聞いただけで

自分の中で消化できる能力をもつ人を見る度に、
私にはそういう能力はないなとつくづく感じる。
人がすぐに理解できることでも、

私は理解するのに時間がかかることが多い。
なので物事を人一倍反復する必要があるのだ。

 

先日のBiostatisticsにしても同様のことが言える。
理解して問題をすらすらと解くレベルになるためには、
私には時間が必要なのだ。
ウェイトレスをしていても同じ。

一度言われただけでやり方を
すぐにマスターできる人もいるが、

私は教えられたことを
自分で実際に何も考えずにできるようになるには、

ある程度の期間が必要。

 

こういう点で私は長年いつも劣等感を感じてきたが、
今では「ま、それも私の個性。」と思えるようになった。
何かが人よりも劣っているのなら、

人と同じようにできるような工夫をするしかない。

 

話は少し逸れてしまったが、

物事を理解するのに時間がかかる私は、
本を何度も読む必要がある。

しかし現実的に本を何度も読む余裕はない。
なので読んだことをまた思い出せるような

工夫をしておく必要がある。
ということで空白部分に

ちょこちょこと書き込みをするようになった。
そして今のところ、

自分にはこれが一番いい方法である。

 

小説ではない、テキストのような

難しい外国語の本を限られた時間内で
読まなければならないとき、

他の人はどうやって対処しているのかは
分からないが、私は模索しながら

今の方法にたどり着いた。

 

 

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