今日は我が家のネイティブキッドの独り言を
紹介したいと思います。
彼は真剣だったのですが、私はそれを聞いて
思わず笑ってしまいそうでした。こんな状況でした。
◆ その日、我が家のネイティブキッドは、
カバンの中でバラバラに分解されてしまった
ボールペンを元へ戻そうとしていました。
最初、作りがわからなかったようですが、どうにか組み立てました。
そしてそのボールペンを机の上へ置き、
目の前にあった筆箱へ、そのペンをしまおうとしました。
その筆箱のファスナーを開けた瞬間、
机の上に置いてあったボールペンが、
なぜか「ボン!」 と音を立ててバラバラに…。
今組み立てたばかりのペンが、
見事なほどまた分解されてしまいました。
で、彼がポツリと言った一言がコレ。
■ It’s not supposed to happen.
このときの彼の中の気持ちは、こうです。「
何でこうなるの?こうなるはずじゃ…。」
直訳では「それは起こるはずではない。」
「起きるはずないのに。」という意味になります。
バラバラになったボールペンを見て、
一瞬固まった後にポツリと言ったそのセリフが、
漫画みたいでかわいくて、つい笑いそうになってしまいました。
頑張って笑いませんでしたが。
アメリカ人大学英語講師曰く、
この現在形の文「It’s not supposed to happen.」は、
今起きていること(ongoing)も、
また起きてしまったこと(in the past過去のこと)も、
どちらも言い表せると言っていました。
過去形にしますと、こうなります。
■ It was not supposed to happen.
この文は、「起こらないはずだった。
(でも起きてしまった。)」 という意味になります。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
今日はこの「be supposed to ~」を覚えてください。
この言い方は、日常生活でとてもよく使います。
意味は、「~することになっている」
「~するはずである」 ということです。
今回の文は、
「It’s supposed to happen.」の否定なので、
「それは起こるはずがない。」
「起こらないはずなのに。」 みたいな意味になっています。
この文の意味を感覚的に理解してください。
折角組み立てたボールペンが、ボン!と一
瞬でバラバラになってしまった状況をイメージして、
■ It’s not supposed to happen.
ため息をついて首を振りながら、
「It’s not supposed to happen.」と
繰り返してみてください。そうすると、
この文がご自分のように感じられると思います。
使われた場面ごと感覚的に覚えるのが、一番です。
そこまでの一人演技をして、練習をしますと、
この文を自然に言えるようになります。
アメリカ人ネイティブキッド9歳児が独り言で、
ポツリと言うような言葉ですから、
決して難しい言葉ではありません。
「suppose」 は、この「be supposed to ~」 の形が、
私のアメリカ生活の中では一番よく聞く「suppose」です。
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★ Vol. 418 「こんなはずでは…。」
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